「良い加減の投資法」64 -「NYダウ」編 –

こんにちは、金融・投資 教育コサルタントの須原光生です。

最近、株式入門セミナーの終了後、初心者の人に「NYダウとはどんな株価指数ですか?」との質問がありました。ある程度知識の中からお答えはしましたが、これを機に「NYダウ」を深堀していくと、改めてこの指標や構成企業の強さを認識した次第です。皆さんも一度注目いてください!

「NYダウ」の正式名称はニューヨークダウ工業株30種平均指数(NYダウ平均株価)で、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表する、世界で最も有名な株式指数です。1896年に12銘柄でスタートし、1916年には20銘柄、1928年から現在の30銘柄と拡大しましたが、その構成銘柄は数年に一度は見直しが行われます。日経平均株価は225社対象なので、意外と少ないでしょう!

実は、1999年以降で30銘柄のうち、インテルやマイクロソフト、ゴールドマン・サックス、アップルなど,ITなどで世界的に成長した13企業が入れ替わっています。現在の構成銘柄でスタートから出入りを繰り返しても採用されているのはGE(ゼネラル・エレクトリック)のみでしたが、株価は右肩下がりのため、2018年6月26日に外され、まさに「現在の勝ち組企業のみ」の成長を反映しています。

現在は、アルファベット順 
①アップル:コンピューター ②アメリカン・エキスプレス:金融 ③ボーイング:航空機
④キャタピラー:重機 ⑤シスコシステムズ:情報通信 ⑥シェブロン:石油
⑦ウォルトディズニー:娯楽・メディア ⑧ダウ・デュポン:化学 ⑨ゴールドマン・サックス:金融
⑩ホームデポ:小売業 ⑪IBM:IT ⑫インテル:半導体
⑬ジョンソン・エンド・ジョンソン:ヘルスケア ⑭JPモルガン:金融 ⑮コカ・コーラ:飲料
⑯マクドナルド:外食 ⑰3M:化学 ⑱メルク:医薬品
⑲マイクロソフト:ソフトウェア ⑳ナイキ:その他製品 ㉑ファイザー:医薬品
㉒P&G:日用消費財 ㉓トラベラーズ:保険 ㉔ユナイテッド・ヘルス:保険
㉕ユナイテッド・テクノロジーズ:航空・宇宙 ㉖VISA:その他金融 ㉗ベライゾン:通信
㉘ウォルグリーン:ドラッグストア ㉙ウォルマート・ストア:小売業 ㉚エクソン・モービル:石油

どうです?株をやったことがない人でも、IBMやアップル、コカ・コーラ、マクドナルド、マイクロソフトなど、なじみがある企業が多いでしょう。「NYダウ」は企業の成長性や産業構造の変化などを考慮して、米国だけでなく、世界を代表するグローバルな超優良企業で構成され、世界経済にも強烈なインパクトをもたらすので、実質的に「世界経済指標」と言ってもいいでしょう。

一度、良い加減の投資に「NYダウ」の30社に目を向けるのはいかがですか?経営基盤はしっかりして倒産リスクが少なく、業績アップも期待でき、株主への還元にも力を入れており、数十年単位で増配を続けている企業も何社もあります。また、ETF(上場投資信託)で指標の購入も一考ありです。

“隣の芝生は青い”!「NYダウ」市場を観察する方法は、静かに「入浴だ!」。
先は良き湯上りが期待できるかも!?