「いつもの話との付き合い方」NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-60

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

最近高齢になった父の口癖が、
「お父さんは100歳まで生きるで・・・」なんです。

私はそれに対して、毎日同じこと言ってる!と思いながら

「そうやね。おとうさんやったら100歳まで生きそうやね。」

  1. と、私も毎回同じ返事をしているのですが・・・

 

今回のNIKKEIプラス1に「いつもの話」との付き合い方という記事がありました。

人と話していると「あっ、また同じ話している」

うんざり・・・と思った事ありませんか?

 

忘れられない思い出話や、お説教や愚痴など、
気心の知れた相手なら、笑いながら

 

「その話また聞いたわよ」と、ばっさり切ることもできますが、

 

久しぶりに逢ったご近所さんや、目上の方から、同じ話をされた場合は、
真正面から驚いて、「そうなんですか」と言っても嘘っぽいですし、
「ふんふん」では軽くいなしているようで失礼になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

では、どうすればよいのか?

 

記事によると、相手が同じ話をした場合、一番いいのが
「繰り返しの相づち」だそうです。
よく私たちは相手の話に関心が高いと、おうむ返しをしているとのこと。

例えば「これ3,000円だったの。」と相手が言うと

「えったったの3,000円?」というように

ひと言の繰り返しをして、あなたの話に関心があるということを示しているそうです。

相手の話を繰り返すことで、私はあなたと同じ気持ちになっていますよ、
同じ方向を向いていますよという共感を伝えることができるのです。

 

同じ話でも、何度でもあなたの言うことを聞きますよという
心優しさを持つことでさらに深い人間関係が築ければいいですね。

ただ、私の父の場合は同じ話を繰り返すのは、認知力の低下かとも思ったのですが、

ちょっと違うようです。

 

先日運転免許の更新にいった際、75歳以上の方は、
高齢者認知機能検査を受けなければならず、
父も受け、2点足らなかったと言ってがっかりして帰ってきました。

どんな検査だったのかと聞くと

検査は色々あり、最初は簡単だと思っていたが、、
16個あるイラストを全て覚えて、その後違う問題を解いた後、
さっきのイラストを思い出して書いてくださいという検査では、
ヒントもあったが半分ぐらいしか分らなかったそうです。
調べると、手がかり再生検査というものらしい。

 

私もパソコンで検査を受けてみました。

やってみると案外難しい・・・

その後、父は、再検査を受けなければならないと言いながら、
よほど悔しかったのか、体操したり、ナンプレをしたりと準備に余念がない。

 

 

 

 

 

 

 

先日、再検査を受けて、運転もばっちりだったと

見事合格したと言って帰ってきました。

82歳になっても元気な父を見ていると、

「100歳まで生きる」と周りのみんなに広言しているので、
それが逆に活力になっているのかと思います。

人生100年時代
これからは、父に「100歳まで元気で生きるで!」を
口癖にしてねと、言っておきました。