「切手のデザイン時代の変化映す」NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-64

和ごごろコンシェルジュ、和処Re楽 女将の裏野由美子です。

 

店のお客様に請求書をお出しするときや、

御礼の手紙を書く時など、

かわいい切手を貼るので、

切手を集めるのが趣味になっています。

 

郵便局も季節にあったかわいい切手を

たくさん取り揃えていて、

選ぶのに迷ってしまします。

 

日本郵便によると年間に生み出される

新デザインの記念切手や季節の切手は

約50種類もあるそうで、

普通切手とは区別され「特殊切手」と

呼ばれているそうです。

 

今回のNIKKEIプラス1くらし物語の記事は

「切手のデザイン時代の変化映す」です。

メールやSNSがコミュニケーションの主流になっても、

切手には根強いファンがいるようです。

 

日本の文化を象徴するものが多く、

稲刈りや日光東照宮、鎌倉の大仏のから始まり、

戦時下では戦闘機や軍国主義の影響が強かったようです。

 

戦後は機関車製造や産業復興に歩む日本の姿、

多色刷りが可能になると浮世絵の切手が登場し、

最近では、キラキラしたホログラムや浮彫加工の切手もあり、

本当に時代の流れとともに変化していますね。

 

切手には専門のデザイナーさんがいて、

世に出るまでに1年もかかるそうです。

今出ている切手は一年前から考えられていたなんて、

より一層愛着がわきます。

 

まず、社内会議でテーマを決め、

そのテーマにあった絵柄の色や形が

正確かどうかを入念に考証し、

専門家に監修してもらい作っていくそうです。

花なども細部まで忠実に再現するそうで、

少しでも違うと出せないとの事です。

 

以前は、男性の切手収集家向けの

渋いデザインが多かったようですが、

最近は女性向けの淡い色の愛らしい切手が

多くなってきましたね。

 

デザイナーさんは、

女性の好きな輸入雑貨店をのぞいたりして

今の流行を研究しているようです。

 

また、最近は切手の形も四角以外のものも出てきて、

和の食文化シリーズのおにぎりシリーズはかわいかったですね。

 

 

 

 

 

シールと間違ってしましそうですが、

切手の大きさや形状は国連機関の万国郵便連合が定めており、

(そんな機関があったんですね^^)

縦と横が15㍉以上で50㍉を越えなければ

どんな形でもよいそうです。

また、ただのシールと間違えないように

縁をあえてギザギザにしているとの事です。

 

日本で初めて切手が誕生したのは、1871年ですが、

縁のぎざぎざは72年発行の切手から採用されたそうです。

 

当時は、くし状の道具で穴をあけていたそうで、

切手も銅版から刷られるなどすべて手作業で

大変だったでしょうね。

 

 

さて、今年2019年の年賀はがきの

お年玉くじ賞品として、

新元号を入れた切手シートを

1万枚限定で発行するそうですよ。

シートは500円切手2枚で、通し番号入り。

横山大観の「富士山」と

洋画家五姓田義松の「田子之浦」の絵を

あしらっているそうです。

 

元号が改まる特別な年のため、

1月だけではなく、

4月20日にも抽選をするそうです。

今年のお年玉付き年賀はがきは

捨てずにおいておきましょう。

 

当たりますように!!