「明けましておめでとうございます。」いつまで?

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

お客様からメールで宴会のご予約を頂きました。

明けましておめでとうございます??

本年もよろしくお願いいたします。

さて、2月の宴会の予約をしたいのですが・・・

そのメールを頂いたのが1月21日でした。

お客様も、いつまで新年の挨拶を使うのかわからないので
「明けましておめでとうございます」の後に「??」をつけられたのでしょう。

皆さんもきっとご経験があるはず。

では、いつまで明けましておめでとうございますを使うのでしょうか?

一月は別名「正月(しょうつき)」とも言われていますので、
一月中はお正月なので、新年の挨拶も一月中はいいとおっしゃる方もいらっしゃいますが、
一般的に新年の挨拶は松の内までとされています。

門松や注連縄などの正月飾りを飾るのも松の内までとされています。

松の内の松は玄関に飾る門松の事ですね。

なので、松の内とはその門松を飾っている間という意味です。

 

 

 

 

 

 

 

じゃ松の内はいつまでという事なのですが、関西と関東では違います。

 

関西では、松の内は1月15日の小正月までとしている地域が多いです。

 

関西では「どんど焼き」(左義長)といって、1月15日の小正月に正月飾りを焼く行事を

行うことが多いので1月15日までを松の内とします。

 

関東では1月7日の人日の節句までを松の内としています。

他に「二十日正月」といって1月20日までを松の内としている地域もあります。

なので、地域にもよりますが20日以降は、「明けましておめでとうございます」ではなく
「本年もよろしくお願いいたします」がよいですね。

挨拶とは相手の心のドアをノックして開けてもらうものです。

挨拶はマナーの5原則の中でもオールマイティであり、
相手を尊重し、親しみやすさ、安心感や信頼感に繋がります。

松の内を過ぎても「明けましておめでとうございます」と言われたら、
こちらも「明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします」と返せば良いと思います。