「NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちく VOL.7 70代で電車で席を譲られると悲しいです」

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

本日京都で講演があり、エスカレーターは大阪と逆の右側通行と思いながらエスカレータに乗ると、
なんと八条東口のエスカレーターは京都でも左側通行でした。

中央口は右側通行??  統一して・・・
前回の【右か左か エスカレーター片側空け、どうして?】をご参考に

さて、今回のうんちくは 前々回【席を譲ったら怒られた】というコラムを書きましたが、

今回のNIKKEIプラス1 「なやみのとびら」という記事に「70代で電車で席を譲られると悲しいです」
という記事が載っていました。

今回は怒るのではなく悲しくなるタイプの方の記事

記事によると70代の男性の方は自分はまだまだ元気だと思っており優先座席でもないのに、
席を譲られるとそんなに老けて見られるのかと悲しくなるそうです。

しかし、この「現役上等思考」という考え方は危険な要素を含んでいるそうで、
「社会に迷惑をかけたくない」という思いが強いと、もし自分のからだが動かなくなったときに
人に頼ることをせず、生きる気力を失ってしまう可能性があるそうです。

私の母も電車では席を譲られることが多いのですが、決まって「お母さん年寄りに見える?」と
言いながら、喜んで譲られた席に座っています。(年寄りに見せかけているのではないか??)

逆に私は席に座っていて、目の前に年配の方が来られると席を譲るようにしていますが、
それは、私の両親が電車に乗った時にみなさんに席を譲ってもらえるようにという思から
くる部分も多いにあります。  恩送りならぬ席送りです。

外国では、電車やバスの席は、優先座席に限らず年配の方に譲るのが当然で、
年配の方も堂々と座るのが当然だそうです。

そういえば、家族で乗っていても親が座り子供が立っている光景を何度も見ました。

日本では、学生服を着た学生が堂々と優先座席に座っているのを目にしますが、

この場面でも、外国の人たちからしたら異様な光景なのだろうな。
オリンピックまでに何とかしなきゃいけませんね。

今回も、戸惑う外国人観光客の心配している和ごころコンシェルジュの裏野でした。