アンガーマネジメントファシリテーターの大失敗・・

みなさん、こんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

さて、前回は私がアンガーマネジメントファシリテーターになった経緯について書きました。
今回は、ファシリテーターになってすぐに「やっちまった」大失敗について書きたいと思います。

2013年の4月にファシリテーターの資格をとった私は、もうすべての事を
アンガーマネジメント的に判断するようになりました。
特に、私の一番身近にいる「イライラマン」の主人は標的です・・笑
怒る度に、「その怒りは私が怒らせてる訳じゃなくて、あなたが怒る事を選択したんだよ」
「その怒りの下にある気持ちを伝えないとわからない」
「それってあなたのべきでしょ?」
「『なんで』って言葉は詰問で怒る時のNGワードだから」等々・・。

急にそんな事言われたらもっとイラッときますよね(-_-;)
怒りマックスになり「俺のどこが悪いねん!」と怒鳴った主人に一言

「全部」

と言い放った私・・

唖然とした主人はそこから約3ケ月間、ほぼ口を利かないという行動に出ました。
まあそれも、怒りの持続ですが・・。
そこそこ時間が経ったある日、「いつまで口を利かへんつもり?」と聞いた私に
あきれた顔で
「お前は俺がどれだけあの言葉に傷ついたかわかってないのか?
アンガーマネジメントは人がどんなに傷ついても問題ないのか?」
と聞き返したのです。

いや~その一言は衝撃でした。

アンガーマネジメントは、誰かをコントロールするために使うものではないんです。
もちろん人を傷つけるためのものではありません。
一番大切なその部分を、新人ファシリテーターの私は忘れてしまっていたのです。

「全部」という言葉に
自分の事を全否定されたと感じた主人の怒りの下の気持ちは
「悲しい」「虚しい」「絶望」だったのかもしれません。

「あちゃーやっちまった」
本当にそう感じました。

その日から、主人に無理に話しかける事をやめました。
自然に受け入れてくれるまで待つことが私の出来る対処術だと判断したからです。

少々時間はかかりましたが
いつの間にか普通に話しが出来るようになりました。

それ以後は、「主人はコントロール出来ない」という事を常に意識しています。
怒りを感じたらまずは自分のできる一番の対処術を考えます。
どうしても受け入れられない怒りは少しクールダウンしてから「気持ちを伝える」ようにしています。

私が変わることで主人も少しづつ爆発的に怒る事がなくなったように思います。

アンガーマネジメントは心理トレーニング。
失敗する事も、うまく出来ずに悩むこともありますが
地道に続けることが大切なんです。
そうすれば必ず上達します。
上達して自分が変われば周りの人も自然に変わります。

まずやってみませんか。
きっと誰でも身につける事が出来ます。

大失敗したにもかかわらず
アンガーマネジメントを伝える講師をしている私が言うのだから
大丈夫です。

今ではその失敗談も
いいネタになっています。
タダでは起きひん大阪人なので(笑)