戌年の守り神

これからコーディネーター、渡辺です。
今年もあと数日ですが、皆さん年の暮れをどのようにお過ごしでしょう?
また、来年をどのように計画されるでしょう?

私は、今年の事は今年の内にと 業務報告書を書いたり、各方面にご挨拶にまわったり、
掃除をしたり、やり残しの用務がないようにと考えながら慌ただしく師走を過ごしていました。
そんなある日、92歳の父が突然、
「忘年会、やりたいけれど、相手なし~」と歌うように口にしたのです。
明るくしているけれど一人暮らし父の寂しさにハッとし、慌てて皆を集めて忘年会をやりました。
その時に、まだ私は動き回れる年齢・健康であり、家族がいて、仕事があり、友もいる、
その幸せを改めてかみしめました。
そして来年は「忙しい」を口にしないでおこうと思ったのでした。

さて、来年は酉年から戌年へ移るのですが、十二支にはそれぞれ守り神があるそうです。
酉は、不動明王でしたが、戌は、阿弥陀如来とのことです。
木津川市に阿弥陀如来が九体並んでおられる浄瑠璃寺というお寺があります。
これは、上品な人でも下品な人でも中品でもどの人も救うために、
上中下の3段階をさらに分けて九体、つまり9レベル対応で阿弥陀さまがいてくださるのです。

下品レベルの人間でも何とか救われたい、助けて欲しいと思うむきでもあり、
また、横に九体の阿弥陀如来が並ぶ本堂の中は荘厳で、
自分はまだまだ修行が出来てないと認識し謙虚になる場でもあると思います。

ところが、来年の夏から2体ずつが修理予定で、今後5年間は7体だけ
という足りない状態になっていまいます。
来年の予定、九体揃っている内に浄瑠璃寺へ行きせんか。