目標は持った方がいい?

女将FPの裏野由美子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目標を持ちましょう

よく聞く言葉です。

逆に目標なんていらない
という人もいます。

どっちも正しいです。

なぜなら、人は、
目標があった方が頑張れるという方もいれば、
目標は無い方がプレッシャーがかからないからいいと
いう方もいるからです。

 

でも、商売している経営者なら
商売を今以上に繁盛させたかったら
目標はぜひ立てていただきたいです。

 

では、商売での目標って何でしょう?

一番わかりやすい目標に
「月商○○○万円」「年商○○○〇万円」
のような売上を目標に立てたりします。

でも、これは目標でしょうか?
売上の数字というのは自分でコントロールできるでしょうか?

出来ないですよね。

売上というのは、
お客様が、店に来られて何かを注文してくださって
その対価としてお金を払って下さった金額の合計です。

 

その積み重ねの結果が、
売上げという数字に表れるのです。

 

では、これは、自分でコントロールできますか?

 

出来ないですよね。

 

つまり、売上というのは、
自分でコントロールできない数字なのです。

だから、自分でコントロールできないことを
目標として掲げたとしても、達成は難しいのです。

 

私たちのできることは、
お客様が気持ちよくお金を払ってくれる、
きっかけを作るという、自分でコントロールできる、
自分自身の行動を目標にするしかないのです。

 

例えばお客様が、
「あ!これ食べてみたい!」
と思うようなPOPを作ったり、

「あ!こんな美味しそうなスイーツのお店があったんだ!」
今度友達誘って一緒に行ってみよう。
というきっかけを作るチラシや看板、
店作りをすることはできます。

 

お客様自体の行動を直接コントロールすることはできないですが、
お客様の「行動のきっかけ」になることは、
自分自身ですることができます。

つまり、

いついつまでに新しく出た商品のチラシを作る
店前の看板をもっと目立たせるように設置する

など、自分でコントロールできる行動を目標にしてください。

月商500万円の売上を目標にするなら、
その目標自体は、自分でコントロールはできませんが、
月商500万円の売上を達成するために
必要であろう行動は、
自分でコントロールできます。

だから、月商を目標にしている方は、
それ自体は目標にはならないことを理解し、
それを実現するために必要な自分の行動を
目標にするようにしてください。

そうすれば、
結果として、月商が達成しています。

世の中は、自分以外のことは
コントロールできません。

このシンプルだけど
多くの方が気付いてないことに気付けると
様々な場面で、楽になりますよ。

不安もイライラもなくなるのではないでしょうか。

例えば、スタッフに対して、
どうして自分の思うように行動してくれないのだと
イライラしていた人も、
他人は自分ではコントロールできないのだから、
そのイライラ自体が、無駄だと気づきます。

私達がしてあげられることは
スタッフを自分の思ったように
コントロールすることはではなく、
スタッフの成長のきっかけ作りをしてあげることです。

 

あなたならできると信じています。

 

私も、頑固な大将をコントロールしようと
思ったことが、何度もありました。

しかし、無駄だと悟りました(笑)

大将の頑固さをこだわりに変えると
お客様が集まってきましたよ。