確定拠出年金で「じぶん年金」作り! Vol.9

ベネフィット コンシェルジュの吉村です。
涼しくなったかと思えば、また夏に戻ったりと体調を崩しやすい季節です。
過ごしやすい気候が長く続けば嬉しいのですが・・・。

確定拠出年金⑨はiDeCo(個人型確定拠出年金)運用商品Ⅱです。
運用商品を選択するためには、まず資産配分を検討することが重要だとお話しました。
自分に合った資産配分が決まったら、それにあった運用商品をあてはめていきます。

安全重視型の運用商品には、銀行の定期預金や保険会社の積立年金保険や積立傷害保険などが
あります。
元本割れリスクは回避できますが、利率が低く、ほとんど収益は見込めません。
また、特に注意が必要なのは、保険の商品(積立年金や積立傷害)です。
満期まで持てば元本は確保できますが、スィッチングなどで中途解約すると解約控除がかかる
商品では元本割れしてしまうケースもあります。

収益確保型の主な運用商品は投資信託です。
様々なタイプのものがラインナップされています。
主に債券で運用する、国内債券型、・外国債券型と、主に株式で運用する国内株式型・外国
株式型の4資産が基本で、それを組み合わせたものがバランス型です。
一般的に債券より株式の方がリスクは高く、国内と外国では外国の方が為替も価格が変動する
要因になるためリスクは高いと言われています。
バランス型は、株式と債券の割合によりリスクとリターンの関係は異なります。
また、バランス型のなかにはターゲットイヤー型(ライフサイクル型)という種類のものがあります。
あらかじめ目標とする年(ターゲットイヤー)を決め、始めは株式を多く含んだ積極運用を行い
徐々にターゲットイヤーに向けて、株式から債券にシフトし、安定運用へと切り替えていくタイプです。
その他にもリスクコントロール型やREITなども運用商品に含まれています。

運用方針の違いでも分類されます。
目標とするベンチマークに連動する運用成果を目指すパッシブ型。
ベンチマークを上回る運用成果を目指すアクティブ型。
パッシブ型の方がコストである信託報酬は低いです。

たくさんある商品(平成35年5月以降は上限35本)の中から数本を選択し配分を指定しますが、
一度選ぶと変更できないわけではなく、いつでも配分指定の変更は行うことができます。