神社豆知識⑤

Benefit Concierge(ベネフィット コンシェルジュ)の吉村です。
神社豆知識⑤は、賽銭です!

お賽銭(さいせん)は、祈願が成就したお礼として神仏に奉納する金銭です。
元は金銭ではなく、御神前には海や山の幸が供えられました。
その中でも特にお米を白紙で巻いて包み「おひねり」としてお供えしていたようです。

日本は四季豊かで、秋になるとお米の実りに感謝をして、刈り入れた米を神様にお供えしました。
こうした信仰にもとづき、お米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。
それが貨幣の普及とともに、おの代わりに、金銭も供えるようになりました。
日本最古の賽銭箱は1540年に鶴岡八幡宮に置かれた賽銭箱で、賽銭櫃(さいせんびつ)と
呼ばれていたようです。

お賽銭は神様に感謝して奉納するものなので、投げ入れるのではなく丁寧に入れるのがマナーですが、
いくら入れますか?
縁起をかついで「5円」入れる方が多いようですが、いくつかご紹介しますと
 5円硬貨・・・穴が開いているので先が見通せる。ご縁がある。
 50円硬貨・・・穴が開いているので先が見通せる。五重に縁がある。
 11円・・・いい縁
 25円・・・二重にご縁
 45円・・・始終ご縁
 1万円・・・円満(円万)
避けた方がよいのは
 10円・・・遠縁(縁が遠のく)
 500円硬貨・・・これ以上の硬貨(効果)がない

商売人は、語呂合わせで縁起の良い金額を記入して小切手でお賽銭を入れる人もあるようです。
151・・・一期一会
1129・・・いい福
2951・・・福来い
11104・・・いい年 など

小切手だけではなく電子マネーのお賽銭も・・・
東京港区の愛宕神社は今年の1月4日の初詣に楽天Edy(電子マネー)のお賽銭が設置され、
ニュースになりました。
2014年から試験的に設置されたそうで、今年も設置されたとのこと。
参拝者が専用のさい銭箱に1円単位で好きな金額を入力して、楽天Edyをかざすと、シャリーン
と言う音と共に、さい銭額が決済されるそうです。
ネット上には賛否両論いろいろな意見が寄せられているようですが、神社側としては、賽銭泥棒
対策にもなるし、集計もしやすいというメリットがあるようです。
便利でいいかなとは思いますが、私としては、ちゃんとお賽銭を準備してお参りしたいなと思います。
みなさんはどう思いますか?