美容院 自分の意見の伝え方 NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-53

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

 

皆さんは美容院に行かれた時、仕上がりが気に入らなかった。

というご経験はありませんか?

 

もし、自分の思っていた仕上がりと違ったとき、皆さんはどうされますか?

 

 

 

 

 

 

仕上がりが気に入らなくても、

なかなか言い出せない方もいらっしゃれば、

思いっきり文句を言う方もいらっしゃると思います。

 

 

今回のNIKKEIプラス1では、

我慢してしまう。言い出しにくいという方に、自分の意見の伝え方として、

まずひと言ほめてからと記事にはありました。

 

仕上がりが気に入らなくても、言いにくいのは、

「否定をするようで悪いし、美容師さんが気分を害されるのは嫌だから」

という思いの裏に、実は相手を気遣っているようで、

不満なところしか見ていないということだそうです。

 

お客様の注文に心を合わせて一生懸命腕を振るってくれる、

相手の立場を考えれば「ありがとう」の笑顔が出ますよね。

 

そこで一言「ウエーブがきれい」「軽くなった」と、

気に入った点を口にすると良いそうです。

 

そのうえで、「ここをもう少し短くして欲しい」と伝えると、

相手も気持ちよく手直ししてくれるはずということです。

 

たった一言でも、まず良いところをほめて貰うと、

相手に自分を認めてくれたという第一印象が残り、

物事が自然と良い方向に向かいます。

 

これは、子育てや会社での打ち合わせなどでも使えますね。

相手と違う意見を出すときほど、先に共感して受止める事が大切です。

 

ちなみに私は髪形をほとんど変えないので、

気に入らない髪形になったという経験はないのですが、

以前「裾をそろえるぐらいでお願いします。」と注文をしたときに、

何と30cm以上切られてびっくりしたことがありました。

 

「裾をそろえるぐらい」と言ったのに、何故こんなに切ったのかと優しく尋ねると、

「痛んでいたところを切りました。」とのこと。

着物を着るので、いつもアップにしていたので、毛先が痛んでいたのは認めます。

 

しかし30cmも切られるとアップが、出来なくなってしまいまいました。

 

この経験から、私はいつも美容院では、

「いつもアップにしているので、裾を5cmそろえてください。」と、

お伝えするようにしています。

お陰で、30cmも切られる事がなくなりました。

 

私の知り合いのNLPの先生がよくいう言葉に、

「あなたが相手から受け取った反応が、あなたのコミュニケーションの意味である」

というのがあります。

 

きちんと、初めから自分がしてほしい髪形を、相手に伝わるように説明しておくと、

お互いに気まずい思いをしなくてもいいかもしれませんね。

 

当店でも始めてこられた方が「おまかせで!」とご注文されると、

正直なところ、何をお出ししていいのかわかりません。

 

 

自分の好みや苦手なもの、接待なのかプライベートなのかを、

事前に伝えて頂くとありがたいですね。

 

言うのがめんどくさいから「おまかせ」でお願しているのにという方は、

自分専属の美容師さんを見つけるか、店の常連さんになる事をオススメします。