訪問先の絵について問われたら?NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-54

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

 

毎月開催している和食のマナー講座ですが、

講座内でお伝えしている、会席料理の楽しみ方の一つに、

料理だけでなく店に飾っている額や掛け軸を、拝見するという楽しみ方があります。

 

どういう事かというと、たとえば予約の時に何かのお祝いごとやどういう会なのかを、

一言伝えておくと、そのお祝い事や会のテーマに合わせて、

額や掛け軸も替えて下さっていたりします。

 

それを分かるこちら側の目利きも必要ですが、

そういう事を知っているだけで、

集まった皆さんやお客様との会話も弾みますし、

店側にかける言葉も変わってきます。

 

 

今回のNIKKEIプラス1にも、「訪問先の絵を問われて」という記事がありました。

訪問先の応接室や社長室に飾ってある絵画について、

「どう思う?」と聞かれた時に、

ついつい知ったかぶりをして失敗してしまったという事ですが、

知ったかぶりをするとすぐばれてしまします・・・

 

大事な部屋に飾ってあるものは、

その会社の思いが入っていたりするので、

「絵は門外漢です。教えていただけますか?」と

素直に聞けば良いという事です。

 

素直に聞けば、絵画の好きな人なら熱心にお話してくれますし、

その会社や社長さんの想いが分かるかもしれません。

 

こちらが熱心に聞いていれば、その姿勢に好感をもたれると思います。

その後その作家さんについて調べて、

別の作品に出逢えば自分の世界が広がるでしょう。

 

また、次の訪問時に、先日伺った絵画について自分で調べた話をすると、

相手も喜んでくださるでしょうし、コミュニケーションも円滑になると思います。

皆さんもぜひ自分の会社に飾られている絵画などについて調べてみて下さい。

会社の歴史や以外な情報が得られるかもしれません。