「良い加減の投資法」㉞ -「人手不足」編 –

こんにちは、金融・投資 教育コンサルタントの須原光生です。

最近、「アルバイト・パート 大至急募集!」と、いわやる非正規雇用の従業員募集の広告をよく見かけますが、皆さんも気付いていませんか?身近なところでは飲食店やスーパーマーケット、コンビニ、ホームセンター、ガソリンスタンドなどなど、従業員の数が少なく、バタバタしている光景や、待たされる時間も長くなったりして、多方面で人手不足を肌で感じています。

それを裏付けるかのように、日本商工会議所では、2017年3月から4月にかけて全国47都道府県の中小企業に「人手不足への対応に関する調査」を実施し、回答を得た中小企業2,776社のうち、6割以上の企業が「人員が不足している」との回答がありました。業種別では、「宿泊・飲食業」の不足感が最も高く、「運輸業」、「介護・看護業」、「建設業」、「その他サービス業」、「情報通信・情報サービス業」、「卸売・小売業」とつづいています。

更に「不足している」と回答した企業に「求める人材」を聞くと、「即戦力となる中堅層、専門家」と「一定の経験を有した若手社員(第二新卒等)」が、「新規学卒者」よりも突出しており、新卒社員よりも、時間が掛からない「経験者」「即戦力」を求める傾向が強いことも明らかになりました。 また、人手不足が企業経営に与える影響については、4社に1社が「既に影響が出ている」状況で、最悪の場合で求人難による「人手不足」倒産も年々増えています。

一方、「社会人の移動実態」を広告代理店のジェイアール東日本企画が実施したアンケート調査(ネットを通じて学生を除く20~79歳の2,200人が回答した)では、若い世代ほど自宅にいることを好む意識が高く、1カ月当たりの外出の回数は、中高年世代に比べて非常に少なく、20代の6割以上は「自分は引きこもり」と認識する人がいるようで、インターネットやスマートフォンの普及から、1日中家の中で過ごしている人が増えていて、人手不足の要因の一つとも考えられます。

若人よ!「人手不足」の現状は、いろいろな経験や出会いができる好機の時期と捉え、「引きこもり化」から「社会進出化」へ積極的に脱皮をし、社会貢献に励みしっかり労働賃金を得てほしいものです。同時に、株式市場も若者の参加者が「不足」状況なので、年間120万円まで非課税の、“NISA”(少額投資非課税制度)を利用して市場参加をしてほしいものです。

その投資先としては、ずばり「人手不足から人材派遣」に関連したテーマを記述しますと、

人材派遣 ・ 技術派遣 ・ 求人情報 ・ 人材紹介 ・ 求人広告
製造請負 ・ 就職支援 ・ 転職支援 ・ 人材育成 ・ 福利厚生
eラーニング ・ SOHO ・ メンタルヘルス ・ アウトソーシング  など

以上の関連テーマの中から、しっかり値上がりする会社を教えられる人も「人手不足」状態なので、結局どの方面も、自分が経験を積んで人材になることが全ての成功の近道ですよ!!