「良い加減の投資法」㉟ -「新入社員」編 –

こんにちは、金融・投資 教育コンサルタントの須原光生です。

最近、ある上場企業の新入社員対象の「ヤングライフプラン研修」で講師をさせていただきました。その時、50名位の男女に将来の結婚願望を尋ねると、20~30%位かと思いきや、予想以上の80%位が結婚を望んでいるようでしたので、私としては嬉しい誤算を体験しました。

結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートマーケティングパートナーズは、「夫婦関係調査2017」にて、20~60代の既婚者に、結婚をして得られるものは、どんなものがあるのでしょうかと、「結婚による生活の変化」について調査をした結果、男女総合の上位10項目を分けると次の通りでした。既婚者の皆さんはいかがでしょうか。

【 メリット 】 ①家族としての絆が得られる。②精神的な安定(安らぎ・寂しくないなど)が得られる。③好きな人と一緒にいられうれしい。 ④社会的に信用される。 ⑤経済的に安定する。 ⑥配偶者のサポートで仕事に打ち込める。
【デメリット】 ①家事の負担が増える。 ②子育てに苦労する。 ③親戚づきあいなどが増えて面倒だ。  ④相手の親の面倒をみなくてはならない。

以上、結婚に対して明暗が分かれている実情を新入社員に伝えました。

また、同社の「結婚式や披露宴の費用に関する調査」の結果では、平均総額は354万8000円と前年比で約5万円の減額でしたが、結婚式への招待客1人当たりにかける費用は6万4000円と過去最高を更新し、実際は結婚式にお金をかける傾向は変わっていないようです。中には結婚式の様子をドローンで撮影し、式の最後に流すサービス、ハローキティなどのキャラクターを式に呼ぶサービスも人気となっているようで、結婚費用の高額化も進みつつあり、招待を受けた側は、5万円以上の「祝い金」が喜ばれると新入社員に伝えました。

現実的な話で、結婚へのモチベ―シャンが低下しないように、終盤は士気が上がるよう、結婚への資金作りの方法を伝えました。真剣なまなざしが印象的です。

①継続的に財形貯蓄や積立貯金をする。 (給料天引きで貯めやすく、計画的に貯まる)
②従業員持ち株制度利用する。    (奨励金などで時価よりも安い価格で株が買える。頑張って会社の業績が上がれば株価も上がり資金が増える。)
④祖父母・両親に優しく接していく。 (嬉しい気持ちが溢れ、資金援助が期待できる) 【大事!!】

皆さんも初心に帰ったつもりで、従業員持ち株制度を点検し、制度がなければ関連企業や親せき・知人が勤務している上場企業を注目するのも投資のアイデアかもしれませんよ。

最後に、皆さんは「辶=しんにゅう」社員です。これからいろいろな「辶」の漢字を意識して成長してください。仕事は「迅速」に、意見を「述べる」、「遊び」も大事、いろいろ「迷う」、絶対「逝く」はだめ、また、「逮捕」も。将来の良きパートナーと「出逢う道」を一歩一歩「進め」!!

を伝えて終了でした。