「良い加減の投資法」㊷ -「定年退職」編 –

こんにちは、金融・投資 教育コサルタントの須原光生です。

最近、教職員のための定年退職準備セミナーの講師をしました。150名位の男女で、約8割が60歳の定年退職目前の先生や学校職員が参加され、「一日5時間、一切寝むたくならず“笑いと元気と知識と意欲”を得ることができた」と大変好評でした(ドヤ顔)。実はこのセミナーは、私が講師で10年続いていることから、実証されていると自負しています!!

学校関係者の共通することは、プライドが高く、近所付き合いが上手くなく、知らないことを素直に認めず、人に質問することを嫌う人が多く、曖昧な態度で断り切れずに、必要でないものを契約してしまうケースも多々あります。かなり厳しいことを伝えていますが、それだけ愚直な人が多いのも事実で、退職後は少し臨機応変な生き方をと、旧高齢者雇用開発協会「定年白書」の先輩からのメッセージを渡しています。

1.生き方などについて
○ 退屈しない人生をつくりだすこと。 ○ 自助努力が必要。
○ 精神的には自然体で無理をしない。 ○ 定年後も何か目的を持つ。
○ かけがえのない人生、気力を充実させ、肩をはらずに自由に楽しく。
○ 人間は過去を追い求めがちだが、定年後は過去をどれだけきれいに忘れるか。

2.健康や家族のこと、人との付き合いについて
○ 体調が変わるので十分注意すること。 ○ うますぎる話には決して乗ってはいけない。
○ まず、健康に留意すること、そのためには体を動かす、しかし無理はしない。
○ 個人的な金銭貸借は一切しないこと。また、保証人にならない。頼まない。
○ 心を広く持ち、なるべく多くの人と接すること。
○ 長生きの訓、「ま」=前向きに生きる。「み」=見栄は捨てる。「む」=無理はしない。
「め」=眼一杯生きる。 「も」=もめごとを口にしない。
○ 退職後の生活環境の変化については、家族に理解してもらう。
○ 子どもに財産を残すことを考えず、自分と妻の余生に使うこと。

また、再雇用・再就職、公的年金、個人年金、国民健康保険、介護保険、生命保険、損害保険、自動車保険、退職金の税金控除、所得税・住民税、その他税金、住宅ローン、建て替え・修繕、病気や病院、人間ドック、介護や介護施設、親の相続、自身の相続、配偶者・子ども・孫への贈与、子ども・孫の教育費、金融機関、金融商品・不動産の財産管理から確定申告、生活費、詐欺などなど、お金が絡むことに意識していますか?もっとレベルアップが必要ですよ!と吠えてきました。

上記は学校関係者だけでなく全ての人に共通課題です。組織勤めから解放される定年退職者は、他力本願は禁物です。自立心で共通課題をクリアし、健康、生きがい、人間関係、趣味、資産運用や管理などを高める「自己投資」が自由奔放にできる、“家庭株式会社”への再就職を強くお勧めします。

ハッピーセカンドライフ!!