【家庭のファイナンシャルプランナー】老後はいつから?

あなたは老後資金として、いくらくらいあったら大丈夫そうですか?
次の5つの中から選んでください。
(ご夫婦の場合は夫婦お二人分として)

A)1000万円
B)2000万円
C)4000万円
D)7000万円
E)1億円

深く考えず「だいたいこれくらいかな~」と感覚的に考えてみてください。

家庭のファイナンシャルプランナー養成講座、9月のテーマは「老後資金」でした。
講座の冒頭で上記の質問をしたところ、面白い結果に。

木曜コース、土曜コースは「4000万円」に人気が集中。
「7000万円」もチラホラ、お一人1億円という方もいました。
ところが、月曜コースは全員が「2000万円」に手が挙がりました。

企業研修等でこの質問をすると、最も多く手が挙がるのは4000万円です。

実は5つの数字にはそれぞれ根拠があります。
4000万円は、厚生労働省が示している「会社員標準世帯の年金受給額」と
生命保険文化センター調査による「夫婦二人のゆとりある老後生活費」を
参考にと65歳から90歳までの25年間で不足する生活費の金額です。

 ゆとりある   会社員標準世帯
 老後生活費    の年金額 
(約35万円 -  約22万円 )× 12月 × 25年 = 3900万円

冒頭で何の説明もなく質問するのですが、不思議とこのあたりに人気が集中します。

少人数とはいえ、全員が2000万円というのは、初めてのことでした。
よくよく考えてみると、月曜コースは自営業者の方ばかりです。
ご自身が「80歳まで働きたい」または夫に「ずっと働いて欲しい」とお考えでした。

老後資金の必要額を考える時、「いつからを老後と考えるか」
つまり「いつまで働くか」ということがポイントになってきます。

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」に、
「老後資金を使用開始年齢」を尋ねるという質問があります。

ここ10年ほどの回答結果を比較すると下のグラフのようになります。

年金受給開始年齢の引き上げや定年年齢の引き上げの影響があると思いますが、年々65歳、70歳と高齢化しています。

私事ですが、義理の母(75歳)は、グループホームでご飯を作る仕事をしています。
60代で交通事故に遭い右膝が不自由ですが、
ジーンズを若々しく履きこなし、スタイルも良く、とても70代には見えません。

母は元々料理好き、既存のメニューにないものをあり合わせで作って、
「美味しい」と言われるのが何より嬉しいようです。
母にとってグループホームでのご飯づくりはまさに希業!

「あっちが痛い、こっちが痛い」と言いながらも、外に出て人と接し、
人の役に立つ喜びを味わうことで、元気でいられるのかもしれません。

わが家も夫婦ともに個人事業、健康寿命を延ばし、いつまでも元気に働いていたいと思います。

あなたの老後はいつからにしますか?

しなやか希業コンシェルジュ 小谷晴美