歯は臓器です!~一生口から食べること!~

口内環境アドバイザーの小川夕佳です。
ご高齢になると、急にいろいろな病気になってしまいますよね
当医院の患者さんでも、最近見かけないな~なんて思っていると、「実は入院しててん!」と
おっしゃて来院される方がおられます。
手術前にグラグラの歯を抜かれたり、入れ歯が合わなくなったり・・・いろんな症状で来院されますが!
まだ、退院してから来られる患者さまはお元気な方です!

手術して、入院して。大体の方は早くて1週間から2週間で退院のパターンが多いですが、
その間、どういう生活をするのかが問題です!
病気の内容にもよりますが、食事のOKが出たらおいしく食べたいですよね。

何も食れない間、点滴などで栄養補給をしていますが、何も食べて無いからと言って歯を磨かなくてもよいというわけではありません。
何も食べて無いんだから汚れないしいいじゃん!・・・ダメです!!

口の中にはそもそも何億~何兆という最近が常在しています。
今までの歯垢や、口の中の粘膜が剥がれたものなど、汚れはたくさんです。
さらに、普段より免疫力も低下しており、歯肉炎、口内炎などが出来やすくなっています。

そんな状態で、さあご飯を食べましょう!・・・・おいしく食べられますか?
若い方なら適応能力がまだあるので、食べられるでしょうが、高齢者の場合はまず、味覚も低下しているの上、
病院の食事は薄味で「おいしくない!」と言って
拒否されるかたが多いです。体力も落ちるし、飲み込む力も落ちます。

食べていなくても口腔ケアは必ず行ってください。
身体が動く方は歯磨きうがい。
動かない方はガーゼなどで口の中をぬぐうように。

きっとその方にあった口腔ケアをすると、早く食事に慣れて、早く食べらるようになり、体力をつけて退院できることでしょう。