【プチ起業】人を動かす数字のマジック?

突然ですが、下の二つのビールでは、どちらが糖質制限効果が高いと感じますか?

「70%OFF」はつまり「30%」のことですから、どちらも同じことを示していますが、
「70%OFF」の方がより糖質が少ない印象ではないでしょうか?

人は大きな数字の方がより効果を感じやすいようです。

下の例では、どちらがよりお得に感じられますか?

「33%OFF」と1万円引きという割引表示。
同じ事を表現しているのですが、たぶん「1万円引き」の方がよりお得に感じられるのではないでしょうか?

理由は先ほどと同じように、「33」と「1万」と比較した場合、「1万」の方が大きな数字であるためと考えられます。

さらにこの例では単位にもポイントがあります。
「%」ではピンと来ない金額が「円」というお金の単位で表示されることにより、より安さを実感できるようになります。

このように同じ内容であっても、表現の方法次第で相手に与える印象を変えることができる心理効果を「フレーミング効果」と言います。

フレーミング効果は広告や資料、販売員の説明などあらゆる場面で使われています。

例えば、金融商品の説明として、
A:「販売時に手数料が3%かかります」
B:「販売時に100万円あたり3万円の手数料がかかります」
と言われるのでは、手数料の大きさに対する印象が異なります。

Aの説明では大した金額ではないように感じますが、Bのように金額で説明されると、
「3万円も?結構払うのね~!」
「この運用方法で3万円も増えるかしら?」
等々考えられるのではないでしょうか?

消費者の立場からは、こんな数字のマジックに乗せられて判断を誤らないように、
個人事業の立場からは、賢く商品・サービスをを魅力的に魅せたいものですね。

しなやか希業コンシェルジュ 小谷晴美