【プチ起業】小さいからこそ数値化する3つの効果

こんにちは。しなやか希業コンシェルジュの小谷晴美です。
今年もいよいよ残すところ3日となりました。

個人事業を営む方にとっては、12月は決算月でもあります。
1年を振り返り、来年の目標や計画など描いておられるのではないでしょうか?

私もこの1年の業務を
●業務分野(起業のお金、家庭のお金、マネー教育)
●業務内容(相談業務、講師業、執筆等)など
に分類し、
●件数(回数) ●参加者数  ●売上 など
に集計してみました。

対面相談は51件、延べ55名の方とお目に掛かり、
セミナーや研修は年間70回以上出講し、1,100名を超える方にお話しさせていただいたことが分かりました。
また、自治体の移住支援ビデオの監修に携わったり、テレビ番組に「事情通」として出演させていただいたり、新たな仕事にもチャレンジさせていただく機会にも恵まれました。
こうやって1年を振り返ってみると、お世話になった方々のお顔が浮かび、今年も多くの方にサポートいただいて、貴重なご縁を頂戴したことに、改めて感謝の気持ちが込み上げてきました。

手帳など眺めながら「今年はこんな事ができたな~」と振り返るのも良いのですが、このように数値で把握すると、客観的に業務を分析することができます。

例えば、こんな基準で業務を分析することができます。
●業務分野別
 複数のジャンルの業務を持つ方や、同じジャンルでもニーズ別などに分類し、それぞれの件数や売上、利益などを集計して割合を把握します。

●業務内容別
 「物販」「個人セッション」「セミナー」など、商品・サービスの提供方法で分けて集計して割合を把握します。
 
●顧客別
 「法人」「行政」「個人」など顧客を大別して集計して割合を把握します。「〇〇協会」「〇〇サークル」等、具体的な顧客先で集計しても良いでしょう。
 
●媒体別
 ホームページからの依頼、ブログ、FBといったSNSからの依頼、知人や顧客などから紹介、協会など所属団体などからの紹介、交流会などに分類して集計して割合を把握します。

このような分析作業を行うことで、次の3つの効果が期待されます。

1.ギャップに気づき、業務改善につながる
 「A分野に力を入れているつもりが、件数でみると全体の2割程度しかできていなかった」
 「B顧客向けとC顧客向けでは件数は半々だが、売上ではC顧客向けが全体の8割を占めている」
 など現状の把握や、理想のギャップを定量的に知ることができ、今後の業務改善のヒントが見えてきます。

 コーチングで「女性の起業を支援したい」と思っていた方が、「子育ての悩み」が相談内容の6割を超えていたという場合は、集客の方法やブランディングを見直すという対策を考える必要があるかもしれません。あるいは「子育てコーチング」をメインにしていくという方法でそのまま強みを伸ばしていってもいいかもしれません。

2.成長の喜びを実感でき、やる気アップにつながる
 上記の集計結果を過去と比較することで、成長過程を確認することができます。
 「昨年より30人お客様が増えた」
 「売上が去年の1.5倍になった」
 「法人の仕事が3割になった」
 など、具体的に数値で把握できれば、「なんとなく昨年より頑張った」と思うより、より喜びを感じやる気になるのではないでしょうか?

 女性起業家の方から「つい他人と比較して落ち込んでしまうという」というお話しをお聞きします。
しかし、他人との比較ではなく過去の自分と比べれば確実に進歩しておられるのではないでしょうか?
少しづつステップアップして、活躍の場が広がっていることも改めて確認できると思います。

3.具体的な現状把握が、具体的な目標につながる
 現状を数値で把握できていれば、
 「今年が30人増やせたんだから、来年は新規顧客を50人は増やせそう!」
 「今年はご縁をいただいて法人の仕事を1割増やせたから、さらに企画書を持ち込んで2割アップを目指そう!」
 と目標も数値化することができます。
 
 数値化された具体的な目標を持つ事で、具体的な行動計画が立てられるようになり、より実現可能性が高まりますね。

 年末年始は何かとお忙しいと思いますが、来年の計画を立てる前に、1年間の業務を数値で把握してみてはいかがでしょうか?

しなやか希業コンシェルジュ小谷晴美