【家庭のFP】貯筋と貯金、未来が喜ぶ習慣!

あけましておめでとうございます。
しなやか希業コンシェルジュの小谷晴美です。

今年のお正月は九州に帰省し、リフォームをした実家の片付けに勤しんでおりました。
元旦から大掃除のような感じでしたが、懐かしい友や親類の来訪もあり心温まる穏やかな新年を迎えました。
大阪に戻り5日が仕事始め。相談業務からのスタートとなりました。

そして今年の目標は・・・
「緊急ではないが重要なこと」を後回しにしない、ということ。

「7つの習慣」を読まれた方は「第2領域」と言えばピンと来られるかと思います。

「7つの習慣」とは、世界的ベストセラー、コヴィー博士によって書かれた成功哲学書です。
この中で私たちの活動を緊急度と重要度を基準に4つの領域に分けて、「第Ⅱ領域」を優先すべき重要性が説かれています。

 

 

 

 

 

 

 

日々「緊急なこと」に追われ、ついつい「緊急ではないが重要なこと」は後回しになりがちですね。
例えば、人間ドック、新たな学び、生活設計など、今すぐには困らないけれどやった方が良いことです。

特にお正月に感じたのは、「貯筋」の必要性。
高齢になり足腰が弱った叔父叔母の姿を見て、筋力アップの必要性を痛感しました。

この「緊急ではないが重要なこと」は第Ⅱ領域にある内に解決しなければ、時間の経過とともに第Ⅰ領域「緊急かつ重要」に移ってくるものがあります。

例えば、保険の見直しや住宅ローンの見直し、教育資金や老後資金など生活設計については、いずれ対応を迫られることになります。

FPとして相談を受け始めた頃、定年間近になって「定年後の住宅ローン返済が厳しい」とご相談に見える方が多いことに驚きました。

「75歳まで返済が続く」という事実は借り入れた40歳の時点で分かっていたことだと思うのですが、その時々の第Ⅰ領域、第Ⅲ領域、第四領域の支出を優先したため、繰上返済資金の確保といった「第Ⅱ領域」の活動を行う余裕がなかったのでしょう。

「早めに見直しておけば、準備しておけば、打つ手があったのに」とならないよう「貯金」と言ったマネープランも行動に移して行きたいですね。

5日のご相談者はまだ40代。今後の教育資金を確保しつつ、老後資金や住宅ローンの繰上げ返済資金を確保するため、家計管理に取組んでいただくことになりました。

早め早めの「貯筋」と「貯金」という習慣が、望む未来を引き寄せてくれることでしょう。