GWはいかがお過ごしでしたか?
わが家は飼っていたハムスターが亡くなり、ペット葬からのスタートとなりました。
FBにそんな投稿をしたところ、「こんな方がいます」と作家さんをご紹介いただきました。
次の写真はその作家さんのペットの写真です。
ペットの写真なのですが、Aは羊毛フエルトで作られています。
この作家さんは羊毛フエルトで「その子」の特徴を捉えたリアルな作品を製作しておられます。
彼女が羊毛フエルトに出会ったのは5年程前。
FBで見たリアルな動物の作品を見て、「自分のペットを作りたい」とお教室に通い始められました。
本物そっくりに出来上がるのが嬉しくて、作っては家族や友人にプレゼントしていました。
その作品をご覧になった方が「うちの子も作ってもらえませんか?」と口コミで注文が入るようになったとのこと。
この写真も羊毛フエルトの作品です。
14年共に暮らした家族が天に召され、ふさぎ込んでおられた奥さまへのサプライズ・プレゼントとしてご主人が依頼されたもの。
どうやってこんなリアルな作品ができるのか、尋ねたところ次のようにお答えいただきました。
まず、飼い主さんから写真を送ってもらい、その子の特徴や希望のポーズなどをヒアリングします。
次に犬種の特徴や一般的性格などについて調べるだけでなく、骨格見本で骨の形状や筋肉のつき方まで研究します。
ワイヤーで骨格を作った後に、希望のポーズにした場合、どの筋肉が盛り上がってどこが緩むかを考え肉付けします。
それから、ビー玉や粘土で、目鼻舌などを作り込み、複数の羊毛フエルトを混ぜて「その子」の毛の色を作り、特殊なニードル針でチクチクチクチク根気強くフエルト状にして、毛の状態を再現します。毛先が長いまま植毛し、最後にカットします。
この時最も気を配られるのが、「その子」らしさだそうです。
飼い主さんは「その子」らしい表情、ポーズ、「その子」独特の特徴を覚えておられます。
サプライズプレゼントを受け取られた奥さまは
「あ~~、Qちゃん」とペットの名前を呼んで涙を流されたとご主人が教えてくださいました。
ペットの遺影や骨壺を見ると、その子の元気な頃を思い出しますが、暗い気持ちになるものす。
しかし、羊毛フエルトを見ると、明るい気持ちになると依頼主さんはおっしゃいます。
製作には小さなものでも1~2日ほどかかり、50センチほどのものでは2~3か月かかることも。
気の遠くなるような作業ですが、「好きだからできる」と作家さん。
また「自分の作品でこんなに喜んでもらえる」と引き渡しの際に感じたり、「悲しみから立ち直った」というお話を聴くと報われるとおっしゃいます。
「自分のペットそっくりに作りたい」という思いから始めた趣味が、人の心の痛みを癒す素敵な希業になっておられる羊毛フエルト作家さんのFBは ➡ こちら です。
「起業のお金」「暮らしのお金」の専門家
しなやかライフ研究所 しなやか希業コンシェルジュ 小谷晴美
ホームページ https://hkotani.jimdo.com/