「弁当保険」から自由に選べる「デリ保険」へ

百貨店から届くお中元のカタログに「もうそんな時期」と毎回驚いてしまいます。
先日、大阪市内の百貨店に出向きお中元の発注を済ませ、帰りに地下の食品売り場へ参りました。

私のお気に入りは、お洒落な洋風総菜が並ぶデリ・コーナー。
容器の大きさを決めて、そこに好きなデリをチョイスして持ち帰れるのが嬉しいです。

さて、最近の医療保険も基本契約に必要な特約だけをプラスできるデリタイプの保険が主流になってきました。

元々保険は、その保険の基礎となる「主契約」と主契約に付加できる「特約」でできています。
車でいうと、「主契約」は車体本体のことで、「特約」はオプションのようなものです。

従って「特約」は、本来、取り外しが自由なはずなのです。

しかし、従来の医療保険は、不要な特約を外すことができませんでした。
それぞれの保険会社で「ガン診断一時金」「生活習慣病特約」などその保険の特色として保障がセットされており、不要な特約を外して保険料を節約するということができないものが主流でした。

まさに、「お弁当」のような感じです。
ご飯に数種類のおかずが詰められていて、嫌いなものが入っていても「これは要らないから、その分安くして」というわけにはいきません。

しかし最近は、ごはん(主契約)を大中小から選んで、おかず(特約)は自分で自由に選んでつけるというような「デリタイプ」の保険が主流になってきました。
それぞれの特約保険料も年齢・性別ごとに明記されていて、明瞭会計!

ご加入中の医療保険が「私これ食べないんだけど」というものが入ったままの「弁当保険」であれば、好きな物だけ選べる「デリ保険」を検討してみられても良いかもしれません。

しなやかライフ研究所 代表 小谷晴美