「お茶とお菓子の置き場所」NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-59

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

 

SNSなどで料理の写真をアップしているのを見ていると

美味しそうと思いながら、ついつい配膳に目がいってしまいます。

 

SNS投稿で恥をかかない為に、

和食のマナー講座ではいつもお伝えすることがあります。

 

それは、ご飯と味噌汁の置く位置です。

 

ご飯と味噌汁の置く位置はちゃんと決まっており

 

ご飯は食べる人から見て左側にお味噌汁は右側です。

 

 

 

 

 

 

 

これは、日本は左上位文化であり、

お米は日本人の主食なので、

上位である左側に置くのが決まりになっています。

 

今回のNIKKEIプラス1には、

お菓子とお茶の位置について書かれています。

 

会社にお客様が来られた時にお出しする

お茶とお菓子の置き場所は、

お菓子は食べる人から見て左、お茶は右に出します。

そして、和菓子と日本茶は真横に並べておきます。

ご飯とお味噌汁の置き方と同じですね。


 

 

 

 

 

 

また、お客様にお茶とお菓子を出す時の決まり事ですが、

お茶だけを出す時は「空茶で失礼します」という事があります。

 

つまり通常はお茶とお菓子は一対という事ですが、

現代のビジネスの世界ではほとんど空茶なので、

言っても相手が知らない場合がほとんどです。

 

また、ケーキと紅茶をお出しする場合は

ケーキの少し右斜め上に紅茶を置きます。

ケーキが主で紅茶が従という考えです。

 

紅茶はソーサーごと持ち上げていただいても構いませんが

コーヒーはカップだけを持って頂きます。

また、カップを両手で持つと、

「ぬるいですよ!」という意味なので、

気を付けてくださいね。

 

マグカップなどの大きいカップは両手で持っても構いませんよ。

マナーを知るとは相手の文化との違いを知り違いを尊重することなので、

ぜひ皆さんにも日本の文化をしっかりと学んで頂きたいなと思います。