お米道楽な日々 ~黒米・赤米・緑米~

お米道楽をはじめて間もなく「黒米(紫黒米)」に出会った。
黒い色はアントシアニンで抗酸化作用があり、各種ビタミン、ミネラルを含み、美肌効果などがあると書かれた店頭の紹介文を読み、試してみたくなった。
黒米は古代米の一種。他に、赤米、緑米があることを知った。

赤米の赤い色素はタンニン。
緑米に含まれているのはクロロフィル色素。

古代米の色素は体に効果的に働くことが期待でき、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が白米に比べ多く含まれているそうだ。

古代米は、白米1合に対して大さじ1杯程度を加えて炊くのが一般的らしい。
でも、それぞれの特徴を知りたくて、1合ずつ古代米だけを炊いて食べてみたことがある。

黒米は、食欲をなくすほどの黒光りの見た目で、墨を食べているような感覚だった。
赤米は、THE古代米な食感、食味だった。
緑米は、モチモチで甘みがあり、美味しかった。

共通して感じたことは、工夫次第で栄養豊富な美味しいお菓子を作れるのではないかということ。

生産量は少なく幻の米と言われることもある古代米だが、生命力が極めて強く、荒れ地でも無肥料、無農薬でも育ち、干ばつ、冷害などにも強いそうだ。
栽培するには別の難しさがあるのかもしれないが、古代米の今後に注目していきたい。

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
お米道楽facebook https://www.facebook.com/okomedouraku/
黒米については、以前のコラムで書いたことがありますので、よろしければそちらもご覧ください。→ http://show.ne.jp/column/akiyama006/