おにぎり

先週の土日に運動会を実施した幼稚園や小学校がたくさんあったようだ。
SNSに投稿されている美味しそうなお弁当の写真をみて、実りの秋を感じた。

和食のマナーの先生に「おにぎり」と「おむすび」の違いを教えていただいたことがある。
おにぎりは俵型で、おむすびは三角。
おにぎりは、握ってつくることから。
おむすびは、むすびの神様に由来する。日本では昔から山を神格化しており、その神の力を授かるために山の形(三角)になったとか。
また、山の頂上のことを「いただき」と言う。「ます」をつけると「いただきます」。
東日本はおむすび、西日本はおにぎりと言うのが一般的とする説や、手製のものがおむすびで、道具を使って作るものがおにぎりとする説など諸説あるようだ。

最近は、おにぎりとおむすびの違いや形の違いについて、謂れや意味を気にする人は少ないと思われる。

日本人のソウルフードと言われることもあるおにぎり。
簡単に作ることができ、持ち運びが便利で、気軽に食べやすい。
究極のファストフードだ。

年中食べることができる米であるが、これからが旬。
新米のおにぎりに具材は要らない。
塩ですら邪魔だと感じるくらい、米そのものが美味しい季節がやってきた。

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
お米道楽facebook https://www.facebook.com/okomedouraku/