もったいないを考えよう!

先日、小学生とその保護者を対象に「食品ロス」について話す機会をいただいた。
食品ロスとは、食べられるのに捨てられている食品のことだ。
日本国内の食品ロスは年間で約621万トンとされている。
これは、日本人1人当たりに換算すると「お茶碗1杯分(約134g)の食べ物」が毎日捨てられていることになる(消費者庁より)。

食べられる食品を捨てるなんてもったいないことを私はしていない、とは言えない。
安売りのときに張り切って食材を買い込んだものの使いきれず、無駄にしてしまったことが何度もある。
また、表示を見て期限の長いモノを選んで買う行為は、間接的に食品ロスを増やすことになっていると知った。期限の短くなったモノを消費者は買わないから「売れない」という理由で廃棄されているようなのだ。

そこで、子供たちには「食品の期限表示」について、ポテトチップスやおにぎり、アイスクリームなどの実際のパッケージを見てもらいながら説明した。
また、世界の9人に1人は健康で活動的な暮らしを営むための十分な食糧を得られない(国連WFPより)ということを話し、私たちにできることについてみんなで考えた。

「食べ残さない」
「必要な分だけ買う」
という子どもたちの素直な意見は想定通りだったが、当たり前のことができていないのは大人たちだと改めて気づかされた。

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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