お米道楽な日々 ~新潟米~

先日、新潟県主催「新潟米産地プレゼンテーション及び商談会」が大阪駅近くの新阪急ホテルで開催された。このイベントは、平成27年に東京で開催されたのが始まりで、大阪会場での開催は昨年に続き2回目だ。

開会挨拶では、新潟県農林水産部の方から新潟米の基本戦略が紹介された。
その内容は、需要に応じた米生産の推進と、生産者所得の最大化を目指すというものだ。
米の消費量が減少傾向にあるなかで、外食産業や弁当・おにぎりなどの中食で使われる業務用米の需要は増しているといわれている。だから、コシヒカリは食味を重視した米作りを徹底し、業務米等では多収穫生産やコスト低減を推進しているそうだ。

本イベントは、外食・中食分野等の企業を対象に、大口取引に対応可能な農協から、こだわりの生産を行う個人生産者まで様々な参加者が多様な品種を紹介するというもの。
また、事前マッチングによる効率的な商談ができる個別商談の場が設けられている。
展示ブースでは、自由に生産者さんと直接話すことができた。

プログラムには、新潟県産の6品種の食べ比べがあり、一般には手に入りにくい米が用意されていて興味深かった。冷めても美味しい米であることを実感できるように、午前中に炊き上げたごはんが提供された。

日本一の米どころ新潟。
生産量だけでなく、産地品種銘柄数も30で全国1位だそうだ(平成29年産水稲うるち)。
外食産業や中食の需要が増えているのは様々な要因があると思うが、産地のたゆまぬ努力のおかげで業務用米が美味しく進化していることも理由のひとつではないかと考えさせられた。

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
お米道楽facebook  https://www.facebook.com/okomedouraku/

※ちなみに本日11月23日は「コメニケーションの日」
収穫に感謝し、お世話になった人にお米を送ったり、大切な人と一緒にごはんを食べて過ごす素敵な日になってほしいという願いがコメられているそうです。