お米道楽な旅 ~奥出雲~

2月下旬、大阪でお米屋さんが集まるイベントに参加したときのこと。
島根県の飯南町うまい米研究会さんのブースで、「東の魚沼、西の仁多米(にたまい)」と言われるほど有名な島根ブランド「仁多米」は、あるタレントさんが島根を訪れた際「ここの米うまい!」と紹介されたことが世間に知られるきっかけだったと教えてもらった。

また、前に食べた「雲南市産きぬむすめ」が美味しかったこともあり、島根の田んぼを見てみたいと思っていたところ、雲南、仁多米の産地奥出雲と同じエリアの飯南町で米作りを熱心に研究されているKさんに出会えた。
これはもう行くしかない!

3月30日朝9時、松江駅前でレンタカーを借り、日本の棚田百選に認定されている「山王寺の棚田(雲南市)」を目指して出発。人の姿はあまり見かけなかったけれど、静かに田植えの準備が始まっていた。

さらに進んで、奥出雲町横田へ。
Kさんおススメのおそば屋さんで、奥出雲の在来種「横田小そば」の実を毎朝、石臼で挽いて手打ちされた1日15食限定の十割そばと仁多米おにぎり(唐辛子みそ)でランチ。
在来種の蕎麦とは、その土地で昔から作り続けられてきた品種改良されていない蕎麦のことだそう。ホンモノを食べた気がして、大満足。
標高が高いこの辺りは昼夜の寒暖差が大きく、米も蕎麦も美味しく育つ環境が揃っている。

ここから飯南町へ向かう。
ずっとずっと登り坂が続いた。

美味しい米のルーツを探る旅は、産地でいただく格別の美味しさを知る旅となる。

 

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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