昔は、稲刈りをした後、天日干し(はさがけ)をしてから脱穀し、籾摺りして玄米にする農家さんが多かったが、最近は、稲刈りと脱穀を合わせてやってくれるコンバインという機械で収穫し、籾を乾燥機にかけてから籾摺りするのが主流。
天日干しは天候に左右されるし、手間ひまかかるが、ゆっくり乾燥させることで味が落ちにくいと言われる。
どっちにしても、稲刈り後の籾を乾燥させるのはなぜ?
答えは簡単で、刈り取った後の籾は水分量が多く、そのままにすると腐ったり、カビが生えたりしてダメになってしまうから。
保存するために、刈り取り後の籾の乾燥は欠かせない。
でも、生鮮食品はとれたてが新鮮で一番美味しい。
もし、稲刈りして、乾燥させずすぐに食べたらどんな味がするのだろう?
というわけで、丹波の米農家、宮垣農産さんへ押しかけた。
雨で稲刈りができなかったので、前日に刈り取られた「コシヒカリ」を分けていただいた。
小さな手動もみすり器を使って玄米にし、それを家庭用精米機で白米にして炊飯器で炊いた。
悩んだのは水加減。いつもなら米2合に水400mlくらいのところ60ml減らしてみた。
それでちょうどいい感じに炊き上がった。
香りがフレッシュ!
絶妙な粘りがありつつ、粒がしっかりしていてすっきりした甘みがある。
冷めても変わらず旨い!
刈りたての白米の味は格別だった。これ以上の新米はないものね。
美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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宮垣農産ホームページ http://miyagakinousan.com/