ストレスと食育

毎月19日は、食育の日。
というわけで開催された「大津市食育セミナー」を聴講してきた。

龍谷大学農学部の宮崎由子教授による「こころとからだに ~癒しの栄養学~ 」と題して行われた講演。
“癒しの栄養学”とはどんなものか、講演内容は全く想像できなかった。

まず、ストレスについての説明から始まった。
人をもっとも苦しめるストレス要因は「人間関係のずれ」だそう。だから、自分の人間関係を点検してみると、ストレスの原因が明らかになる可能性があるとのこと。なるほど。
でも、なぜ食育セミナーでこの話なのか、まだわからなかった。

宮崎先生が実施されたアンケート調査で、食生活とストレス反応を分析された結果によると、食事を1人で食べることが多いとうつになりやすく、和食を好むこと、朝食を摂取すること、睡眠時間を十分とることはうつになりにくいということがわかったそうだ。
また、「ごはんを好む」ことがうつになりにくいということとの相関はでてこなかったが、「パン類を好む」ことはうつになりやすいこととの相関があったとのこと。だから、1日3食ともパンというよりは、1食は白ごはんを食べた方がよさそうだということだった。

「これを食べれば健康」というものはなく、偏らず、美味しいものをみんなで楽しく食べてぐっすり眠ることができたら、こころとからだは癒されるっていうことかな。

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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