恋の予感

つい先日、「恋の予感」がきた。
と言っても浮いた話ではなく、銘柄指定なしで注文していたコメが届いたという話。

ここ数年、コメの新品種が全国各地からデビューしている。
その品種名はバラエティ豊か。
男性的なもの、女性っぽいもの、古典的なもの、イメージ重視なもの、願いを込めたもの、親の名前に関連するものなど様々である。

コメの名前(品種名)には由来のあるものが多く、「恋の予感」は「ひとたび食べると恋するときめきや情熱があふれ出てくる気持ちになるような米になってほしい」という願いが込められているとのこと。
正直なところ、名前を見たときも由来を知ったときも、「恋の予感」ってコメの名前としてどうなの?と批判的な気持ちになった。と同時に、

♪なぜ なぜ あなたは…

「恋の予感」というタイトルの昭和の流行歌が頭の中で聞こえてきて、とても懐かしい気持ちになった。そして、最近、「恋」とか「ときめき」という気持ちを忘れてしまっているなぁと思った。

コメをギフトとして贈る機会が増えてきている。
自分ではなかなか買えないような高級米を大切な方に差し上げるために選ぶ人もいれば、名前のイメージで選ぶ人もいる。
例えば、クリスマス会のプレゼント交換で「恋の予感」が自分の手元にやってきたらどうだろう?
受け取ったときのドキドキ、食べたらいいことがありそうなワクワク感があるんじゃないかな。
「恋の予感」は自分に買うのもいいけど、贈ったり、貰えたりが楽しいお米かも。


美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
お米道楽facebook https://www.facebook.com/okomedouraku/