パワハラ上司・・

みなさん、こんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

「パワハラ防止のためのアンガーマネジメント」をテーマに企業研修をさせて
いただく事があります。
必ず数名パワハラ上司と呼ばれる人がいて研修の担当者の方は
「なんとか変わってほしいのですが・・」と苦笑されます。
どんな方なのですか?とお聞きすると
「仕事が出来ない訳ではないんです。部下をなんとかしてやりたいという気持もあるし
間違った事を言ってる訳でもないんです」という答えが返ってくることが多いです。
そうなんですよね・・。
間違った事は言ってないのに「間違った言い方」をしてるだけなんです。
それに気がついてない。
「怒り」という感情を相手にぶつけても相手には「怒られた」という事しか
伝わりません。
例えば資料の提出が遅れた部下に対して「なんで期限を守らないんだ!仕事が遅いやつだ!」と
怒鳴っても相手は恐怖を感じるだけで何も前には進みません。
提出が遅れた部下に伝えたいのは「仕事が遅いやつだ」という事ですか?
それとも、「遅れるなら一言声をかけてほしい」という事でしょうか?
あるいは「次の仕事が遅れて困るから必ず期限は守ってほしい」という事でしょうか。
人格や過去を責めて相手を凹ますより、解決策に目を向け、これからどうしてほしいか
を伝える方がきっと部下は成長します。
怒りは自分の「~すべき」が目の前でやぶられた時に起こります。
「自分のべきが正しい、君のべきが間違ってる」と相手の「べき」をただ否定するより
どうしても受け入れてほしい自分の「べき」があるなら
それをリクエストとして相手に伝えればいいのです。
「資料の提出期限だけは必ず守ってほしい。今度からは、前日に進行具合を報告してください」
と伝えるか、前日に「資料作成は進んでる?」とこちらから声をかけるのも前向きな
解決策です。

怒りの感情は、伝染します。
おこりっぽい管理職のいる職場は、みんなイライラしてストレスがたまり
生産性が3割落ちるという調査結果を聞いた事があります。
怒りの感情をプラスに発揮出来るように
まずは、怒りの感情のセルフコントロール法を学び、
次に怒りの感情の上手な伝え方(叱り方)を学ぶ。

そんな管理職研修もご提案しています。
ぜひあなたも
みんなに好かれる上司になってみませんか?