友達の「べき」

みなさん、こんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。
先日、40年付き合っている中学時代からの友人4人と31年ぶり一泊旅行に
出かけました。
場所は、熱海です。
大阪のおばちゃんパワー爆裂の旅で周りの迷惑はさておき
本当によくしゃべりよく笑い最高に楽しい旅でした。

なにかと気の合う仲間ではあるのですが、1泊すると歳とともに出来上がってきた「べき」や
それぞれの家庭での「べき」が見えてきます。

そのひとつ、ひとつをこっそり観察しながら「なるほどね~」と一人心の中でニヤニヤしていました。

たとえば、私は旅館やホテルに置いてある歯ブラシを使用したら
チェックアウトする際は、かならずゴミ箱に捨てて帰る「べき」だと思っています。
自分が磨いた歯ブラシを捨てるだけであっても他人に触られるのが嫌なのです。

4人のうち、私と同じように歯ブラシをゴミ箱にすてた友達が一人、
歯ブラシは持参したものを使うが一人
後の二人は、部屋を出る時に洗面台を見たらのコップに立てたままでした。
しかも、1人は、消毒済みのビニールがかかったままのコップに立ててる。

ちゅーと半端やなぁ~~

思わず叫びました(笑)

私たちの感情や行動は、目の前でおこった出来事を自分がどう意味づけするかで決まります。

例えば、「友達が歯ブラシを捨てずにコップに立てたまま部屋を出た」という状況が起こります。
私がそれを見て「自分の歯ブラシは自分ですてるべき!なんて不潔な事をするんだ!不愉快だ」という
意味づけをすれば怒りになり「相手を責める」という行動に出ます。

しかし、私は「へぇ~人それぞれだな。気にするほどでもないか。」という意味づけをしたので
怒りにもならないし、そのまま快適に旅を続ける事もできました。

日々の生活の中で
同じ事をしても友達には寛大でいれるのに、気の合わない人や身近な人には
自分の「べき」を押し付けて怒りの感情を爆発させてしまいがちです。

怒りの正体は自分の中にあります。
自分がどう意味づけするかで怒りにもなるし、気にも止めずに前に進む事も出来ます。

皆さんも自分がどんな意味づけをしているか
ちょっと観察してみませんか?

今回の旅行では、「ムムッ」と思う事もいくつかありました。
その度に私がしていた意味づけは

「研修のいいネタ出来た!ありがとう」
です。

1年分ぐらい、よく笑った楽しい旅でした。