叱るはリクエスト

皆さんこんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

先日私の講座を受講してくださった子育て中のお母さんが
晩御飯の用意をしている時に子どもが兄弟喧嘩を始めるととても
イライラするという話をしてくださいました。
共働きのお母さんは、仕事を終え、疲れや早く晩御飯を作らねば・・という
焦りなどの第一次感情が心にいっぱい溜まっている状態。
子どものちょっとした喧嘩の声がきっかけとなり
心のコップから第一次感情が溢れ「怒り」の感情になります。
そんな時、お母さんはお料理につかっている菜箸を
「バチン!」とテーブルにたたきつけるのだそうです。
子どもは驚いて喧嘩を止めるのでずっとその方法を続けている
らしいのですが子どもが喧嘩を止めるのは「菜箸の音」と
お母さんの顔が怖いだけでなぜ喧嘩を止めなくてはいけないのかが
伝わりません。
だから、子どもは同じ事を繰り返すし、菜箸の音に慣れてしまうと
効果はありません。ひょっとしたら菜箸の音がトラウマになって
しまうかもしれません。
「叱る」は自分がこうしてほしいを伝えるリクエスト。
「喧嘩をぜずに仲良くしてほしい」
「早く晩御飯を作らなくてはいけないのでお母さん焦ってる。
少し静かにしてほしい」
など自分の気持ちとリクエストをまず子ども達に伝える事が大切です。
意外とこれが抜けている事が多い。
「どれだけお母さんが困っているかわかる?」
「本当に腹が立つ!!」
「静かにしなさい!」
怒りの感情をぶつけても相手には「怒ってる」という事しか
伝わりません。
喧嘩をするとお母さん困るよ。
二人の喧嘩してる姿をみるとお母さん腹が立つよ。
静かにしてほしい。

感情で伝えるのではなく感情を伝える

叱るはリクエスト

皆さんは上手に叱れていますか?
会社でも家庭でも誰かを叱ると時、あるいは
誰かを怒る時、この2つを確認してくださいね。