叱る時のNGワードその2

みなさん、こんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

前回は、「叱る時のNG」ワード「なんで?」について書きました。
どうですか?知らず知らずに「なんで!」を使っている事に気が付かれたでしょうか?

さて、今回ご紹介するNGワードは
「いつも」「必ず」「絶対」という決めつけの言葉。

「いつも失敗するよね」
「必ず遅れてくるよね」
「絶対謝らないでしょ」

本当に100%その事が行われているなら使っても間違いはないと思います。
ただ、ほとんどの場合が「回数が多い」という事を
伝えるために使っているのではないでしょうか。
この言葉を使って責められると
「毎回失敗しているわけではないのに」
「必ず遅れてるわけじゃないし」
「ちゃんと謝っている時もあるよ」
と心を閉ざしてしまう事になるし、「自分の事を見てくれていない」と
相手を意固地にさせてしまう事にも繋がります。

「いつも」「絶対」「必ず」という決めつけの言葉は
自分が怒っているという事を強調したいために使う言葉。

前にも書きましたが
「怒る」「叱る」は相手にどうしてほしいかを伝える「リクエスト」です。
自分が「怒っている」という事だけを伝えても相手は何もかわりません。

「毎回失敗するよね?なんで出来ないのかな?」
これNGワード2連ちゃん。

「失敗が続いているようだけどどうすればこの記入ミスを防げるかな。ここで仕事が
STOPしてしまうので困っているんだ」

解決策に目を向ける言葉がけと自分の気持を伝える言い方で
相手に伝えてみましょう。

その為にも、まずは怒りの感情を6秒やり過ごすというトレーニングを
忘れないでくださいね。

詰問の「なんで!」と決めつけの「いつも」「絶対」「必ず」という言葉。
今日からぜひ意識して使わないようにしてくださいね。