暴力とアンガーマネジメント

皆さんこんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

最近、体操の宮川紗江選手に対する速見佑斗コーチの言動が暴力事件やパワハラ問題として
取り上げられ話題になりました。
色々な考え方があると思いますが、アンガーマネジメントファシリテーターとして個人的な意見を
書きます。

私達は、自分の感情を言葉や文字や態度で表す事が出来ますよね。
例えば、「怒り」という感情を表すボキャブラリーが日本語には約400語ぐらいあるそうです。

軽い怒りなら「ムッとする」「イラッとする」「腹か立つ」「気に障る」「うざい」・・
強い怒りなら「怒り心頭」「怒り狂う」「激怒」「キレる」・・など。

たくさんの言葉を使って自分がどれだけ「怒り」を感じているか、その強さを表現する事も可能なのに
怒りを表現するボキャブラリーを私たちはあまり持っていないのが現状です。
軽い怒りも強い怒りも「腹が立つ」「キレる」「うざい」で表現してしまう。
そして、うまく言葉で伝える事が出来なくなると「殴る」「叩く」「蹴る」などの行為で
自分がどれだけ怒っているのかを伝えようとしてしまいます。
その行為を受けた方は、恐怖を感じ
目の前の脅威と戦う(反抗する)か逃げる(拒否)のどちらかを選ぼうとします。

宮川選手は、「コーチが手を挙げたのは命に関わるような危険な行為をした時」というような
発言をしていましたが、それなら「それは命に関わる危険な行為なんだ」と言葉で伝えれば
良かったし、それを伝えるだけのボキャブラリーを持っていたら手を挙げる必要はなかったと
私は思います。

「叩かれる事で気が付きモチベーションが上がる選手もいる」と
テレビの会見を見て私の主人は言っていましたが
叩かれてモチベーションが上がる選手は、言葉で伝えても同じように上がると
思っています。
後日会見を開いた速見コーチが「今の時代、いかなる理由があっても暴力はいけない」
と話していた通り「いかなる理由があっても」暴力で怒りの感情を伝えていけない。
特に誰かを育てる立場の人は特にボキャブラリーを増やし、言葉で伝える技術を
身につけていただきたいと思います。
アンガーマネジメントを身につけると、怒らず怒りを伝えられるようになります。

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