おもてなしの語源は?

おもてなし繁盛コンサルタントの

裏野由美子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日おもてなし経営術というタイトルで

経営者の方にお話しして来ました。

肩書きも女将FPではなく

おもてなし繁盛コンサルタントになりました(笑)

 

ということで、

今日から少しづつおもてなしについて

お話したいとおもいます。

 

おもてなしの語源は、

もてなすに丁寧語の「お」が付いたものです。

 

〇〇を持って成し遂げるです。

では、一体何を持って成し遂げるのかというと

時代とともに変わって来ています。

 

1970年〜1990年はモノ消費の時代で、

おもてなしは「もの」を持って成し遂げていました。

例えば飲食店なら、

お客様に食事やお酒などを提供して

お客様に満足していただく

 

料理やお酒など商品自体に価値を見出して

その商品自体に満足していただき

その対価をもらっていた時代です。

 

2000年〜2010年頃はコト消費の時代と言われ

おもてなしは「こと」を持って成し遂げていました。

 

飲食店であれば

お客様に料理やお酒という商品だけでなく、

その商品を通して得られる一連の体験や経験に

価値を感じてもらうという時代です。

 

お客様自身も

着物着付け体験や寿司作り体験とか

美味しかっただけでなく、

また経験したい体験したいという

思い出に価値を感じるようになって来ました。

 

現在はトキ消費の時代と言われ、

おもてなしは「トキ」を持って成し遂げると言われています。

 

相手と共に楽しむトキ(特別な体験)を共有し、

その場所に参加したこと貢献したことに

価値を感じていただく時代です。

 

商品自体の価値ではなく

その瞬間・場所・そこに参加した人でしか

味わうことのできない価値である「トキ」の共有を言います。

 

ここから私たちが考えなければいけないことは

お客さまは商品そのものの価値で無くなって

来ているということです。

 

うちの店はあの店より

絶対に味はいいのに

なぜお客様が来ないのかと悩んでいる方は

料理の味が美味しいのは当たり前

それ意外にあなたのお店は

何を持って成し遂げますか?

 

あなたならできると信じています。