和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。
こちらのコラムでは、私の体験や経験を、あらゆる角度から紐解き役立つ情報を知恵に変え、お伝えしていきます。
ちょっとしたうんちくにお使いください。
新聞の読み方・活かし方講座で、たまにお客様から聞かれる日経新聞土曜日だけの別刷り紙面「NIKKEIプラス1」の読み方について生活に役立つ情報や、健康、グルメ、旅情報などを幅広く紹介されているので、
ぜひ、コミュニケーションツールとして使っていただきたいと思います。
では、早速、5月28日3面記事から読み解いていきましょう。
「牛肉A5ランク一番おいしい?」となにやら興味深い記事が・・・
A5ランクといえば「一番値段も高いし美味しいに決まってる。」と思っていたわたし・・
このランク付け、牛肉を15種類に分けた格付けで、「おいしさは判定基準ではない」との事。
じゃ判定基準はというと、「ABC」は皮や内臓を取り去った枝肉から、商品になる部分が72以上あれば「A」69未満なら「C」にランク付けされ、「1から5」の数字は霜降り程度や光沢など4項目を目で見て霜降りが多ければ「5」、少なければ「1」だそうです。
そういえば以前、肉屋のオーナーさんが「魚屋がうらやましいわ!」とつぶやいていた。
どうしてかとお聞きすると、
「だって【セリ】の時、マグロは尻尾を切って脂の乗りを確認できるけど、牛はしっぽを切るわけにいかないから目視と触手で脂がきれいにのっているかどうか見分けなあかん。間違うと何百万も損する可能性があるねん。」とおっしゃっていたことを思い出した。
肉の場合、格付けは味の観点ではあくまで参考で、「高い=美味しい」ではないらしいので、脂がのっていて美味しいという人もいれば、脂がのりすぎていて苦手な人もいるので、自分なりの「美味しい基準」を見つけることが大切ですね。
ちなみにお米の格付けは「味」も基準にはいるとの事。
以上 由美子流うんちくでした。
次回は「NIKKEIプラス1 マナーのページ」から読み解く由美子流うんちくVOL.2です。