「NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちく VOL.10 招待状に「平服で」・・・何を着る?」

和ごころコンシェルジュの裏野です。

今年も残すところ半月になりましたね。

12月はクリスマスや忘年会があり、
みなさんもパーティや宴会に呼ばれる機会が多いのではないでしょうか?

今回は12月3日付けの「NIKKEIプラス1」のマナーのツボの記事に

招待状に「平服で」・・・何を着る?

という記事が載っていました。

記事によると

「平服でお越しください」と書いてあったのに、恥をかいたということだそうですが、

気をつけて頂きたいのが「平服」=「普段着」ではないということです。

また、ドレスコード(服装規定)は「ビジネスカジュアル」「スマートカジュアル」と書かれていても

「カジュアル」=「街着」ではないので気をつけてくださいね。

では、平服と言われたら何を着ていったらいいの?ということですが、

「平服」というのは「礼服」に対する「平服」また「礼装」に対する「略礼装」という意味なので、
「平服で」と書いてあれば、そよ行きの服装でお越しくださいということです。

「平服」は男性の場合は黒・紺などの色の濃いスーツとネクタイが基本です。

「ビジネスカジュアル」や「スマートカジュアル」の場合はジャケットとパンツで、
スーツでなくても良く色も明るめの色でもOKです。

女性の場合は白以外の胸元があまり空いていない、ツーピースやワンピースが良いですね。
パンプスはつま先が空いていない、ヒールが少しあるものを選んでくださいね!!

ドレスコードとは招待する側が参加者の方々が服装で困らないように浮かないように
事前に配慮として設けている基準です。

ただ、どの様な人達の集まりかによってかなり偏りがありますので、分からなければ
事前に主催者側にお聞きするのが一番ですね。

自分だけ浮いてしまうのは避けたいですものね。

服装にも「第一礼装」「準礼装」「略礼装」「社交着」「街着」と格があり

それぞれ何を着るか決まっています。

日本人がよく間違う服装で「ブラックタイ着用」とあれば「黒の蝶ネクタイ」の事で、

「黒のネクタイ」ではないので、気をつけてくださいね。

アカデミー賞受賞の時に日本の芸能人が恥をかいた話は有名ですね。

黒のスーツ・黒のネクタイはお葬式になってしまいます。

洋装の格・場面・種類は下記のとおりです。

場面 種類(男性) 種類(女性)
第一礼装 結婚式

叙勲

昼:モーニング

夜:燕尾服 (ホワイトタイ)

袖ナシ、胸開きで、

カカトまで隠れるロングドレス

準礼装 華やかなパーティー 昼: ディレクターズスーツ
夜:タキシード(ブラックタイ)
ロングドレス

カクテルドレス(袖付きもOK)

略礼装 結婚式

お茶会

紺などの濃い色のスーツ ツーピース

ワンピースなど

次回は和装の格・場面・種類についてお伝えしますね。