綺羅女プロデューサーOkeiです。
今年の夏は暑かったですが、少しずつ秋らしくなってきました。
今晩は過ごしやすいですね。
ひまわりを愛する夏好きのOkeiとしては、ちょっと寂しい季節です。
さて、今回取り上げる源氏物語の登場人物は「夕顔」です。
このはかなげな名前が、ひまわり好きのOkeiとは正反対な感じがします・・・。
この「夕顔」、源氏が乳母のお見舞いに行ったときの、隣家の女性で、
源氏が外から女性の額を見て興味を抱きます。
隣家の夕顔がとてもきれいだったので、源氏は少し分けて欲しいと(わざとらしい:笑)
使いの者に頼んで折ってもらいますが、奥の女性が扇に乗せて渡すようにといい、
香をたきしめた扇に乗せた夕顔を渡されます。
その扇には「あなたはもしかして源氏の君ですか」というような
ロマンチックな歌が書かれていて、もう、源氏はどうにも止まらない(笑)
というか、女性の方からナンパした?感じでしょうか?
うまく仲介をしてもらい、「夕顔」と源氏は会うことに成功します。
お互いに相手の素性がよくわからないまま、です。
「夕顔」は美人でおっとりとしていて、源氏の
「だまされていらっしゃればよいではないか」
というナンパな言葉にうなずき、2人で人気のない隠れ家のようなところに行きます。
こんなことでいいのでしょうか!
「夕顔」には事情があり、心のよりどころが欲しかったのかもしれません。
でも、だからと言って、抵抗することもなくついて行っちゃって・・・。
そんなことしたら、都合のいい女になっちゃうよ~。
きっと男性から見ると、美しくて言うことを何でも聞いてくれて、
おっとりしていて甘えてくるような女性はかわいくて仕方がないのでしょう。
その結果、「夕顔」は人気のない隠れ家で、夜中に女性の怨霊に殺されてしまいます。
ほら!だから気を付けないと!
源氏との悲恋の相手として書かれていますが、
Okei的には、もう少し、自分というものを持っていて欲しい。
男の人の言うがまま、ではなく、私はこうしたいと言ってほしい。
ただ、それもOkeiの価値観であって、「夕顔」は
誰かに寄り添って、従うのが心地良かったのでしょう。
夕方に咲いて朝にはしぼんでしまう夕顔の花のように、
はかなかった「夕顔」
なんか、否定的なことばっかり書いちゃったけど、
自分が持っていないところを持っている「夕顔」が、
ちょっとうらやましかったのかなぁ~。
次回のコラムは「紫の上」です。
あ!そうそう!明日、9月9日金曜日、
イオンモール和歌山で、女性向けビジネスマナーセミナー&
キャリア・コンサルティングを担当します。
よかったらいらしてくださいね~。