ベネフィット コンシェルジュの吉村です。
確定拠出年金⑧はiDeCo(個人型確定拠出年金)は、運用のポイントⅡです。
前回のコラムでは資産配分についてお話しました。
資産配分(運用商品)を考えるとき、何を基準にするかですが、①年齢、②目標利回り、③リスク許容度、この3つから考えることができます。
①年齢に応じた運用を考える方法
20代から40代にかけては、将来に向けて積極的に運用し資産形成を行う50代以降は安定的に収益を確保することを目指す
一般的には年代に応じて積極運用から安定運用に変えていくということです。
若いうちは60歳までの運用期間も長く、リスクを取って積極的に運用し、運用成果が悪い時期があっても、挽回するチャンスが多く残されています。
年齢が高くなるとその挽回する機会が限られてくるためです。
積極運用している資産を安定運用する商品にスィッチングすることも必要になってきます。
②確定拠出年金の資産をどのくらいの利回りで運用するか目標を持ち、配分割合を決める方法
最初にしっかり配分を決めておき、運用中にその配分比率が崩れたらリバランスを行います。
リバランスとは、比率が高くなった資産を売却し、比率の低くなった資産を購入することです。
③リスク許容度から考える方法自分に合ったリスク許容度を考えて配分割合を検討します。
リスク許容度(どのくらいリスクを取ることができるか)は人によって異なります。
リスク許容度の大きい人は積極的に運用を考えることができますが、低い人は安全重視でいく方が良いと思われます。
リスク許容度は、元本割れするリスクを許容できるかどうかだけではありません。
リスク許容度は、確定拠出年金以外の資産の多い・少ない、運用期間の長い・短い、投資経験のある・なし等いろんな面からみて判断します。
自分に合った方法で、最初にしっかり資産配分を行うことが重要ですが、途中で資産状況を見ながら必要に応じてスィッチングを行うことも必要です!