【家庭のFP】「安心してお金が使えない」方への処方箋

今日は母の日。
日頃の感謝の気持ちを込めてお花を贈ったり、食事に出られたり、お家でゆっくりされた方もいらっしゃることでしょう。

私も2人の母にメッセージを添えてお花を届けました。
そして、私も母親の一人・・・
今夜は夕食を作ってくれるという娘の言葉に期待しつつ、コラムを書いています。

こんにちは
しなやか希業コンシェルジュ & しなやか家庭経営コンサルタントの小谷晴美です。

昨日はあべのハルカスにて「めざせ家計の達人!」と題して、「くらしとお金のミニ・セミナー」と「個別相談会」を開催し、個性豊かな講師がそれぞれの得意分野から家計の見直しに役立つお話をさせていただきました。

私はトップバッターでセミナーを務めさせていただいた後、個人相談ブースへ。

お買い物中の方が「家計簿を何度もつけようとしたんですけど続けられないんです」とご相談にいらしてくださいました。

「家計簿が続かない」とお悩みの方はとても多いですね。
そして、「家計簿が続かないから家計が把握できない、家計管理ができない。」と思っておられます。

昨日のご相談者もそんなお悩みを訴えて、どんぶり勘定な現状を恥ずかしそうにお話しくださいました。

家計簿をつける目的を伺ったところ、
①家計を把握したい
②今後の教育費などまかなっていけるのか確認したい
③安心してお金が使えるようになりたい
という事でした。

今お金に困っているわけでもなく、家計を見直す必要を感じているわけでもない。
なのに、安心してお金が使えない。
そんなご漠然とした不安を抱えて相談にお見えになる方も少なくありません。

そんな方には「家計簿!」・・・ではなく
「通帳記入」をお勧めしています。

わが家に「どれだけの収入があって」「いくら使って」「いくら残る」のかといった大きな家計収支と、
「何が」「どこに」「どれだけある」のかといった資産残高を把握することで、漠然とした不安から解放されます。

その上で、今後のライフプランを描き、問題があれば家計の見直しを行えばよいですね。

家計簿をつけるのに越したことはありませんが、家計簿が続かないので家計把握ができないというのでは本末転倒ですね。
家計簿をつけていても木を見て森を見ずになっている方も多いもの。
実は7年間家計をつけ続けていた頃の私がそうでした。

家計管理=家計簿ではありません。
家計管理は家計簿をつけていなくても可能です。

そんな「家計簿いらずの家計管理法」をお伝えしたところ、「それなら出来そうです♪」と笑顔を見せてくださいました。

ご自身にあった方法で、無理なく家計管理を行い、
漠然とした不安をやる気に変えて、ココロが軽やかに生活を楽しめると良いですね。