ヒョウ柄の服と大阪のおばちゃん

こんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

「大阪のおばちゃんと言えば」と聞くと、だいたい出てくる答えは決まっていて
「飴ちゃん」「よくしゃべる」「声がでかい」「値切る」そして「ヒョウ柄を着ている」・・。

いやいやそれほんの一部ですからね。

特に「ヒョウ柄」はほんのほんの一部です。

そのほんの一部の中に「ヒョウ柄」じゃなく「ヒョウの顔」「虎の顔」の服を着ているおばちゃんが
いるから目立つのかもしれません。

じゃあ、なぜ大阪のおばちゃんが「ヒョウ柄(顔)」を着ているのか・・

あのいで立ちで自転車のって走ってきたら正直怖いですよね。

大きな声でしゃべってたら怒ってるようにも見えます。

その辺りを以前
通天閣の近くで「アニマル柄」の服を販売している「なにわ小町」のオーナーさんに
質問した事がありました。

私「大阪のおばちゃん達ってなんでヒョウ柄着るんですかね?」

オーナーさん「はじまりは、太閤さんやと思うねん」

私「豊臣秀吉ですか?」

オーナーさん「そうや。太閤さんはお百姓さんから偉くなったやろ。武家の出の人達に見下されんように
虎の陣羽織とか派手なもんを羽織って自分を強くみせてたんやろな。その名残やと思う」

私「そしたら大阪のおばちゃんも自分を強く見せたいためにヒョウ柄着るんですかね」

オーナーさん「そうやと思うで。ほんまは気の弱い、優しい人が多いねんで。」

私「いつもワイワイ言うて、なんか怒ってるように見えるんですけど違うんですね」

オーナーさん「違う、違う、あれは服のせいや」

らしいです・・。

確かに、「なにわ小町」さんで購入した(買ってしまった)「トラ顔」のシャツを着ると
多少後ろに反って肩で風をきって歩きたくなるような気がしました。

「仁義なき戦い」を見た人が映画館から出てきたら
目つきがきつくなってるのと同じでしょうか

洋服の柄や色って
自分の感情に密接に関係しているのかもしれませんね。

ヒョウ柄を着ているおばちゃんは、気が強そうで、
お節介に説教なんかをするかもしれませんが、
本当は気の優しい憎めない人だという事を「なにわ小町」のオーナーさんは
力説されていました。

そして、私が買ったシャツを500円まけてくれました。

やっぱり愛すべき大阪のおばちゃん。

でも、シャツを着て外をあるく勇気はまだありません・・