叱る時のNGワードその3

みなさんこんにちは。
アンガーマネジメントファシリテーターの福ちゃんです。

2週にわたって叱る時のNGワードについて書きました。
今回お伝えするNGワードは、「ちゃんと」「きっちり」「しっかり」などの
曖昧な表現です。

「ちゃんと報告しなさい!」「きっちり片付けなさい!」「しっかり働きなさい」などは
叱るときによく使う言葉ですが、「ちゃんと」「きっちり」「しっかり」の
程度は人によって違います。
自分はここまで出来ることが「ちゃんと」「きっちり」「しっかり」だと思っていても
相手が思ってる範囲とは差があるかもしれません。
とても人に伝わりにくい言葉です。
「ちゃんと報告しなさい!」と叱ると「ちゃんと報告してるのになぜ叱られなければ
ならないのか。気づいてないだけだろ!」と素直に聞いてくれなかったり
「報告してるのに(僕なりに・・)」と反感を持たれてしまいます。
感覚的な言葉を使うより、
「この日の販売数について報告してほしい」
「この案件の進捗状況を教えてほしい」など
より具体的に相手に伝わるような言葉を選びましょう。
そして
「僕なりにきっちりやってますよ」と言われたときは
『私の「きっちりやる」とはこういう事なんだが君のきっちりとは
どうすることなのか?』と尋ねてその差をする合わせることも必要かもしれません。

難しいな・・と思われるかもしれませんが
叱ることはトレーニングです。
意識して続ければ必ず上達します。

ぜひ、曖昧な言葉を使わず叱ることを意識してみてくださいね。