お金が好きやねん!〜遺品整理〜

前回のコラムが義父のお通夜の日と重なり、眼に涙を溜めながら机にむかっていたのを昨日のにことのように思い出します。

今回も相続がおこってからどのような問題が発生し、解決をしていかなければならないのかをリアルタイムでお届けしたいと思います。

お葬式も無事に終わり、その日のうちに初七日を済ませて2週間が経ち、行事としては少し落ち着いたころです。

まず始めに取り掛かったことは、「遺品整理」。
簡単に「遺品整理」と言うなかれ、これこそが相続最大のお仕事といっても過言ではありません。
近年、「終活」でエンディングノートを作成したり、「節税対策」「納税資金対策」「遺産分割対策」といった相続対策も盛んに行われていますが、「遺品整理」にもっと注目すべきです。

遺品整理を一言でいうと、「ゴミと宝の選別」です。
亡くなられた人にとっては、宝物かもしれませんが、残された人にはゴミにしか感じないこともあります。

また、遺品整理の特徴として、田舎ほど大量に遺品が残っています。
何故なら、田舎の家は、都会と違って物置や押入れ、蔵といった収納スペースがあり、ついつい捨てずに置いておく癖が知らない間についているのかのしれません。

そんな大量の遺品の中から宝物を探すのは至難の技です。
服装は、汚れてもいいもの、手袋とマスクを装着して「お宝捜索隊」のスタートです。

一つ一つに思い出が詰まっているかもしれませんが、ここでは心を鬼にして捨てる勇気を持つこと。
ゴミの分別や処理方法なども考えていかなければいけません。
単純作業が続きますが、これが終わらない限り、相続税の計算も出来ません。

現在、ゴミの山の中で遺品の捜索活動をしています。

果たして、めげることなく最後までやり通すことができるのでしょうか。
それとも、遺品整理のプロにお願いすることになるのでしょうか?

自問自答を繰り返す日々はもう少し続きそうです。

皆さん、後世のために普段から整理整頓を心掛けましょう!