子どもはお金が好きやねん!~しつけと知育~

「お金ってナニ?」と子ども達に聞かれた時は、「お金は幸せになるための道具。でも、使い方を誤れば不幸になるもの」と応えます。

お金は生きていく上で必要なものであり、どのような付き合い方をするのかで人生に大きな影響を与える「生きる力」のひとつです。
こんな大切なお金について、学校ではほとんど教えていないのが現実です。逆に「お金は汚いもの」と位置付けられて、学校で教えるものとしてふさわしくないと考えられていたのかもしれません。

しかし、電子マネーや仮想通貨などの目に見えないお金が主流となっていく時代です。少しでもお金のことを学び、幸せになるための道具を賢く使えるようになることが大切です。

お金のことを学ぶのは学校に限ったことだけではありません。
なんといっても一番影響力があるのは、家庭です。
子どもは親の姿を見て育ちます。

親のお金に対する考え方や付き合い方が子どもの金銭感覚の形成に影響を及ぼしますが、親自身もどのように教えていいのか悩んでいるようです。
何故なら親もお金のことを習ってこなかったからです。お金の教育は、「しつけ」です。

「しつけ」は、物事の善し悪しを判断できる力をやしない生きる力をつけることです。「当たり前のことを当たり前にできる人間」になって欲しいと望みます。
お金との付き合い方を学び、お金の大切さを身につけ、お金では買えないものの貴さを知ることで、人として成長してくれれば、親として嬉しい限りです。
そのためにも、親自身が普段からお金のことを話し合える家庭環境にしていくことが大切です。

家庭内での「しつけ」とともに、学校や地域などでは、お金の知育が求められます。しつけは、各家庭の金銭感覚が尊重されるため、子ども同士でも金銭感覚の違いが出てきます。
しかし、一般社会におけるお金の常識や秩序などは、道徳をはじめ集団生活を送る上で知っておかなければならない数多くの知恵を学校等で「知育」として学ぶ必要があります。

「しつけ」と「知育」をバランスよく、学んでいくことで、幸せになるための道具を賢く使えるようになり、立派な大人に成長してくれることを心から願います。

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