和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。
真新しいスーツを着た新入社員の皆さんを街や電車の中で見かけるようになりましたね。
もうすでに新入社員研修を終えた皆さんもいらっしゃると思いますが、
マナー5原則(表情・挨拶・身だしなみ・言葉遣い・立居振舞い)の中で
挨拶はオールマイティなので、まずはきちんとした挨拶が出来る様になってくださいね。
また、会社訪問や取引先との挨拶の際、名刺交換の仕方や交換した後の置き場所、
その後の保管の仕方については学ばれたと思いますが、
名刺を交換した相手をどのように覚えればいいかと悩まれている方も多いと思います。
相手に覚えてもらうために特徴のある名刺を作るのも一つの手かもしれませんが、
今回は、覚え方についてお伝えします。
ビジネスシーンで、相手の顔と名前が一致しなかったり、
名前が思い出せず気まずい思いをしたりしたことはありませんか?
名前を間違え商談が台無しにならない為に
どうすれば名刺交換などで相手の顔を瞬時に記憶できるのか知りたいですよね。
ちょうどNIKKEIプラス1のマナーのツボに
「相手の名前を覚えるには」という記事が載っていました。
記事によると、一番有効な方法は、会話の中で相手の名前を
何度も呼ぶと良いそうです。
まず、「なるほど、○○さんのおっしゃる通りですね。」等と
会話の中に意識的に相手の名前を入れていくそうです。
そして、最後に「それでは○○さん、どうぞよろしお願いいたします。」と
名前を加えて終わらせると顔と名前をしっかり刻み込むことが出来、
感謝もよりはっきりとつたわるそうです。
当店でも、たくさんのお客様が来られ名刺を頂きます。
次に来られた時に「○○さんいらっしゃいませ。」とお名前をよんだり、
お聞きしなくても領収証を書いてさっとお渡しするなどすると、
やはり喜んでくださいます。
私は、名刺をいただいた時には、必ず、○○様ですね。と相手の名前を呼びます。
呼び方が違っていたりすることを防ぐことが出来ますし、
正確な名前を確認できるのは、一回目の名刺交換でしかできません。
また、その名刺から得られる情報があれば、それについて少し質問したりします。
特徴のあるお名前ならその話をしますし、
名刺に書かれている住所の話をして出身地の話にもっていったりします。
また、以前の日経新聞プラスワンに載っていた記事によると、
①心理学者の先生は、
まずは覚えようという意志が、相手への興味を持つきっかけになり、
顔かたちだけでなく、表情や話し方の特徴、会った時のエピソードなどを
セットで覚えるとより記憶に残るとのことです。
②ホテルの支配人は
名前は繰り返し声を出して、まず目の特徴をおさえて、歩き方しぐさなど、
多くの情報と結びつけると良いとのことです。
③記憶塾の先生は、
記憶の基本は繰り返し、会話では「○○社長」「○○さん」と相手の名前を繰り返し、
別れた後は、名刺に日付顔の特徴などを書いたり顔を思い浮かべたりと復習すると良いとのことです。
色々な方法がありますが、色々と試して自分に合う方法を見つけてくださいね。
とにかく、相手に興味や関心を持つことが名前も顔も覚える近道ですね。