エンターティナー講師プロデューサー
&
金銭教育ゲームプロデューサー
&
セミナー・イベント コンサルタント
の土井 紀彦です。
金銭教育ゲームプロデューサーとしての「秘密兵器」の話題の続きです。
(アップするタイミングがなく、前回のコラムから3ヶ月くらい過ぎてしまったので、まずは
もう一度ご覧くださいませ)
秘密兵器の「(サンプル?)1億円」を披露すると、子ども達の反応は様々ですが、ここで少し時間に余裕があると、
『 持ち上げてみたい人は?前にでてきて持ち上げてみましょう!』
と前に誘い出します。恥ずかしがっている子どもいますが、サンプルでも1億円は1億円。
参加者が20名前後だとほぼ全員がチャレンジします。(参加者がこれ以上だと持ち上げるだけでかなりの時間を使ってしまうので、休憩中や終了後に持ち上げてもらうようにします)
あと、保護者も参加している場合は保護者にも声を掛けて誘ってみます。
(躊躇う方もいますが、保護者なので少し強引でもチャレンジして貰います。)
保護者にも持ち上げてもらうことでセミナー全体に一体感が出ますし、また保護者も1億円を持ち上げる機会はそうそうないと思いますので持ち上げた瞬間に昂揚感が・・・
この後、
『 今回はサンプルの1億円ですが、それでは本物の一万円札が古くなって使えなくなるとどうなるでしょうか? 』
と質問します。この時点になると子ども達は結構盛り上がっているので、どんどん答えも出てきます。(ようやくエンジンがかかってきた状況です。結構長いウォーミングアップでした【失笑】)
『 銀行に戻ってくる 』『 ずーっと使う 』『 捨てる 』
など色々な答えが出てきます。(たまにわざわざ手を挙げて『 わかりません 』という子どももいて、最初と違ってノリが結構よくなっている?ことが判ります。またお札・お金であるという認識から『 燃やす 』という答え(発想)はあまり出てきません。)
それでは・・どうなるのか?
以前は結構焼却されていたようなのですが、最近はお札も積極的にリサイクルに取り組んでいるので、お札を使った商品もあることから
『 それでは、お札が古くなって使えなくなるとどうなったか?確認してみましょう!』
と、実際にそれらを子どもにプレゼントすることに。
『 えっ?これってホンモノ?? 』
と最初は信じられない様子ですが、シャーペンの中身をじっくりと見ながら
『 ほんまもんや~。スゴイ!』
と、興味津々で今にもシャーペンの中に入っている紙幣片を取り出そうかという雰囲気になるので、すかさずに
『 このシャーペンに入っているお札は古くなって使えなくなったので、シュレッダーにかけて、それを再利用しています。ただし、1枚のお札からできているのではなく、たくさんのお札が混ざっているので、取り出して繋ぎあわそうとしても絶対に1枚のお札には戻らないので、決して取り出さないように・・・』
と、注意事項を伝えます。(放っておくと間違いなく何人かは中身を取り出そうとして、シャーペンを壊してしまうので・・・)
またシャーペンではなく、このような『わら半紙?』をプレゼントする事もありますが、こちらも同じくお札をリサイクルした商品で、シュレッダーにかけた紙幣片を特殊な技術を使ってさらに加工し、何と紙にしてしまったモノです。
わら半紙をテーブル毎に配りながら、
『 この紙をよーく見ると黒い点々があると思いますが、それが元々お札です。例えば1万円札だとすると1枚は使われています』
と伝えて、さらに例えば冬休みに入る前だとすると
『 冬休みの目標を書いてみましょう!お金でできた紙なので、お金が貯まるかも? 』
と言えば自然と書き始めます。(但しいつもあまり時間に余裕がないので、家へ持って帰る宿題として渡すケースが多いのですが・・・)
ここで、最後に
『 はい。それでは、前を向いて・・注目! お札も古くなっても「何か使えないかな??」と考えてこのように再利用・リサイクルされています。皆さんは自分の持っているモノが少し古くなったからと言って、ポイポイ捨てていませんか?捨てる前にまずは「これは何かに使えないかな?」と考えてみましょう!自分は要らなくても、もしかすると友達の中には「欲しい」と思う人がいるかもしれないので、再利用・リサイクルに繋がります!!』
と、しっかりと大きな声で伝えます。最後に
『 わかった人は?』
と言って手を挙げてもらうとほぼ全員の手が挙がるので、
『よかった。わからへん人にはシャーペンを返して貰おうと思ってました』
と言って【失笑】と安堵した顔に・・・。
これでまず1つ目の項目が終了し、次の2つ目の項目へと場面転換となります。
ここまでおおよそ7~8分間というところですが(1億円を持ち上げる人数によって変化しますが・・・)これくらいの時間で場面転換すると飽きている子どもはまずいない状況です。
皆さんも子どもになった気分で一度、アラビアン・トシヒコの1つ目の項目を体験してみます?
(全てネタをバラしてしまったのでサプライズはありませんが・・わかっていても『失笑』は体験できます!)