「NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちく VOL.14 女性の上司が上座を嫌がる」

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

一月も今日で終わりですね。

一月行く二月逃げる三月去るとはよく言ったもので、

先日「明けましておめでとうございます。」といったばかりなのに

本当に早いですね。

 

さて、今回は、「NIKKEIプラス1のマナーの壺」から、

「女性の上司が上座を嫌がる」という記事です。

最近は上司・部下の関係は年齢や男女別だけでは

中々判断しにくくなっているうえ、

また、この上座や下座って本当に厄介ですね。

 

立ち位置としては、日本は左上位の国なので、左側が上座とされており、

海外は反対に右上位の国なので、右側が上座とされています。

左上位・右上位の関係はまた、機会があればお伝えしますね。

 

さて、会議室や応接室、接待時のお店での座る位置は

どこが上座なのか判断しにくいですね。

初めてお会いするお客様を接待する際は、

どの方を上座にご案内するのか神経を使います。

 

まず、上座がどこなのかを判断する材料として、

入口から一番遠い席や和室の場合は床の間の前が上座で、

入口から一番近い席が下座です。

ただ、入口から一番遠いからといって、直射日光が当たり眩しい場合や

下座からの方が外の景色がとてもきれいに見える場合など

一番奥の席が上座にならない場合があるので、

事前に確認しておくことが大切ですね。

 

私も飲食店をしておりますので、

事前に上座をご確認の為に来られるお客様もいらっしゃいます。

そこまで相手の事を思う心遣いが嬉しいですね。

逆に、こちらも粗相のないよう細心の注意を払います。

 

また、席次ですが、ビジネス上での序列がそのまま席次になり、

序列にしたがうのが、ビジネスマナーの基本です。

 

昇進した自分が年上の部下を差し置いて上座に座るのが

気が引けたり、女性の上司が上座に座るのを遠慮したりと

色々と気を遣うことが多いですが、お互いに心地よい場所を

上座にするのが良いですね。

 

店側もどの方を上座にお通しするか腕の見せ所です!!