「NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちく VOL.17 マスクの歴史とマナー 」

和ごころコンシェルジュの裏野です。

春が近づき、最近マスクや眼鏡をかけている方が増えましたね。
私も、日によって鼻がクシュクシュして、「もしかして花粉症になった?」と感じ、
早めの対策で、先日マスクを買いに行きました。

ドラッグストアでは、色々なマスクが売っておりどれにしようか迷いましたが、
小さめのピンク色のかわいいマスクを買いました。

花粉をブロックするという機能だけを考えると、別におしゃれなマスクでなくてよかったかな?と
買った後に思いましたが、マスクのおしゃれ使いは大正時代からあったようです。

今回のNIKKEIプラス1は「たどってなるほど!」から、
マスク、フィルターから美容ツールにという記事です。

 

マスクの歴史はというと

 

一般の人が使いだしたのは明治時代からだそうです。

当時のマスクは黒い布製で、口を覆う部分が固くひっくり返すと口が直接当たらないようになっており
汚れた空気を金属糸のフィルターでこして息を吸い込んでいたそうです。

そのため、当時はマスクを「呼吸器」と呼んでいたそうで、マスクと呼ぶようになったのは
1918年世界的に流行したスペイン風邪のポスターに「マスクをかけぬ命知らず」という標語が
載ってからだそうです。
総務省によると死者が38万人も出たので、3000円以上もする高級マスクを繰り返し使っていたとのこと。

そこから大正時代には革製やビロードなどの素材を使い、色は汚れが目立たないように
黒や茶、青などがあったそうで、高級マスクはファッションやステータスの象徴だったななて
なんか面白いですね。

 

しかし戦争が始まり、物資不足の為に愛国マスクとして登場したのがガーゼ製のマスク
そういえば、小学校の給食当番では、ガーゼのマスクは使っていたな~

今の不織布の使い捨てマスクに転換したのは1980年台以降で
花粉症対策のために皆さんが使い捨てマスクを使用するようになったからだそうです。

2003年のSARSや2009年の新型インフルエンザの流行で予防のために使う人も多くなり、
もともと医療用だった蛇腹のマスクや立体マスクが出回り、

 

最近では、女性のすっぴん隠しや紫外線対策のために使ったり
「小顔にみえるマスク」や「UVカットマスク」をした、マスク女子がいるそうですが、
男性には不評のようですね・・・

 

マスクのマナーとしては、面接のときにマスクを外さない人がいますが、
これはNGですね。

声がこもって聞き取りにくいだけでなく、ちゃんと顔が見えないと表情が分かりにくいので
どういう人か判断できず、不利になります。

風邪をひいていたとしても、マスクは外して面接を受けてくださいね。

また、会社では風邪をひいてしまったなどで、仕事中にマスクをしなければいけないこともあります。
マスクをすることで、周りに風邪を移さないという配慮をしているという見方もありますが、

それでも、取引先の方や初対面の方と会う時には外すのがマナーです。
マスクをしていると自己管理出来ていない人と見られる場合があります。

特に接客業の方は、お客様がマスクをしている店員さんをみて、
不快に思わないような配慮を怠らないようにしましょう。

3月4日から日経新聞のスタイルが変わりました。
載る記事も少し変わりましたが、これからも為になる楽しい記事をお伝えしていきます。